科学

「火星の水の起源を突き止めた!」というお話

面白いニュースが入ってきたので久しぶりのブログ更新. 東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻の臼井寛裕助教らは、約45億年前の火星誕生時に火星マントルに取り込まれた“水”(初生水)が地球と同様、現在は火星-木星軌道間に存在する小惑星帯を起…

仕事になるのはどんなことか

科学の世界で、とりあえずやればそれなりに業界に打ち出せる仕事になることっていうと。 今まで誰も思いつかなかったこと 面倒で誰もしてないこと なのかなぁと思います。 地道に緻密に成果を溜めて、堅実に理論付けで仕事を挙げるってのは、勿論あるんでし…

大文字山の褐簾石

朝から……、というには少し遅めでしたかね。 大文字山に入って褐簾石拾いをしてきました。 銀閣寺口から登って、砂防ダムの手前の辺りで沢に降りてそこに貯まっている砂に簡易の比重分離をかけて、と言う採集法。 褐簾石は比重が4前後で、石英や長石に比べて…

Abiogenic oilという考え方

教職のレポート、提出完了。 あとは結果を待つばかり。まあ、落ちることはないと思う程度にはやった。 〆 石油って何から出来てるんですか? そんな素朴な(?)疑問。いえ、この問いは素朴に疑問を感じる以前に封殺されているものでしょう。 「石油が昔の生…

岩石学萌え

最近、岩石学が面白くなってきた。 やっぱり、一つの学問領域が面白くなってくる為には知識の蓄積って言うのが必要っぽいですね。 ようやく岩石学を楽しめる知識量がたまってき始めたようで、最近楽しくて仕方ないですね。 勉強したいって心から思います。 …

巡検帰りですよ!

まず、朝はゴーオンを見ながらの巡検準備でしたね。 朝食が7時、出発が8時だったんで、荷造りや片付けをしているタイミングが丁度ゴーオン。 ノリが良いゴーオンは相部屋の面子にもウケて、結局通しで見てしまいましたよ。 やー、まあ今回のは特別馬鹿話でし…

スタッフが“とても”美味しく頂きました

生物学実習、根性で行った甲斐あった! 今日から4回ほどは脊椎動物の回で、魚の解剖でした。 午前中は若干連続する講義(もともと学芸員単位と被ってるから出てない)で、その講義に出てた友達曰く、「先生なら生鮮館*1行って魚買ってくるとか言うとったで」…

これが本当のスライドショウ

古生物学実習、本日はリアル・スライドショウをやって来ました。 先週、某部屋にてしめやかに行われた化石撮影会。 一眼レフにプロ用フィルムという、その道のプロフェッショナルと同じ道具立てを使って、照明も炊いて、ガッツリ行った写真撮影。 本日はそれ…

昨日今日の収穫〜石ふしぎ大発見展・京都ショー

昨日と今日はみやこめっせの石ふしぎ大発見展・京都ショーに行ってきておったのですよ♪ 昨日は朝出遅れて先着200名プレゼントの鉱物(藍銅鋼)は貰えなかったのですが、今日は9時10分頃から並んで無事に黄鉄鉱をゲット。五角形で十二面体になった、1cmにも満…

set new rules of the game

Citizens Can Do Something About Climate Change (http://www.time.com/time/health/article/0,8599,1688288,00.html) from TIME を読んでみた。これから一日一記事、可能な限り英語の記事を読んでみようと思う。ここに宣言して、出来る限り自分を縛ろう………

掘削Break!〜野洲川沿いの古代湖化石

遅刻の危機を何とか逃れて、野洲川の化石観察へと言って参りました。 目的は主に二つ。野洲川の河川敷で観察される古代動物の足跡化石の観察。それとその近辺で発掘できる二枚貝の化石の発掘。 足跡化石は結構面白かったです。どんなところで観察できるのか…

菫青石・翠星石・蒼星石

基礎地質科学実習の巡検でほぼ一日掛けて如意ヶ岳(大文字山)を縦走してきました。疲れた〜。 忘れないうちにまとめておこうかなと思い至りまして、こうして打ち込んでいる次第であります。 〆 大文字山・銀閣寺口付近 何度も登ったのに一度も意識したこと…

本日の戦果〜石のふしぎ大発見?

本日行ってきた石のふしぎ大発見展での戦果を写真付きで。 ちょっと眺めですから一応続き記法にしておきますね。 にゃはー、化石があるって幸せ(なんじゃそりゃ)。

日本は京都議定書達成の意思があったらしい

高三の時、ディベートで炭素税のことをやっていると、調べれば調べるほど日本が京都議定書を達成できる可能性がゼロに近いように思えてきたものです。 否定側で現状維持を主張する時にもっともネックとなるのが常に「京都議定書達成の可否」であり、逆に肯定…

ブラックホールは無い?

ブラックホールは存在しない(YOMIURI-online) 米オハイオ州のケース・ウエスタン・リザーブ大の物理学者らが、ブラックホールは存在しないという新説をまとめたらしいです。 ブラックホールってのはご存じの通りやたらでかい星が自分の重さに耐えられずに…

一日の長さ

温暖化で一日の長さが短くなる。 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070504it11.htm 大気中の二酸化炭素などがこのまま増え続けた場合、2199年には1日の長さが10万分の12秒短くなるという。 (中略) 海水は温暖化によって体積が膨張するが…

分子人類学、二日目

昨日に引き続き篠田先生の分子人類学特別講義を聴いてきました。 まずは古代試料のDNAを直に解析して分析した縄文、弥生時代などの日本人像の話。その前に分析手法の話やContaminationの話もいくらかありましたが。 実際に発掘調査を行った遺跡について触れ…

特別講義、分子人類学の話

国立科学研究所の人類研究部室長の先生が来ての特別講義が今日明日でありまして、興味をそそられたので結局聴講してきました。 生物系に進む気なんてさらさら無い自分ですが、幼少期の少年にありがちなこととして一度は考古学者になることを夢見た類の人間で…

象と鏡

象が鏡に写った自分を認識できるらしい。 Yahoo!に日本語でちょろっと紹介されてて、英語版に飛べたので、見てみた。 へぇ〜、って感じですね。 たくすぃとかこういう話好きなんじゃない? 前期に心理学入門の講義で聞いたような内容だったけど、そのときは…

大学と言うところの凄さ

時々、「あぁ、自分は京大にいるんだなぁ」って実感する時がある。 それは例えば英語の授業がむちゃくちゃ温くて自分の英語力が順調に右肩下がりになっていることを認識した時や、友人と自主休講科目について語り合っている時、あるいは、自分の目の前数十セ…

レポート!

レポートを書き終わったー。 ポケモンレポートじゃないですよ。化学のレポートですよ。いや、このあとポケモンレポートも書くけど。 手書きだから結構時間が掛かるんですよね、トホホ。 でも、今回は結構色々考えながら書いてたら面白かったので良し。久々に…

エリス

惑星問題で第十惑星として騒がれていた2003UB313に名前が付いたみたいですね。 不和と争いの女神「エリス」になったとか。トロイア戦争の遠因を作った女神であるらしいですね。 不和=物議を醸すという解釈で間違いないですか? ま、お似合いな名前ではある…

晴れた……。4時に起きていれば月食が見られたかも。曇りだから諦めてたのだけど。*1 *1:因みに次回は来年の8月28日、今度は皆既月食だそうです。晴れたらいいな。

惑星問題まとめ?(或いは記事集め)

昨夜は眠くて寝たので、改めて惑星問題の結論を書いた記事をチェックしておこうかなと。 冥王星外し、惑星数8に 国際天文学連合が新定義(asahi.com) 冥王星は格下げ・惑星は8個、国際天文学連合が採択(YOMIURI online) 今回の鍵になったのは結局「その軌道…

さらばプルート(或いはタルタロス)

惑星問題決着! 結局冥王星除外案が採択されたようですね。 今ニュースの字幕で見ました。 うーん、さらばプルート。 アメリカにとっては結構悔しい結果に終わりましたねぇ。 まあ、でも元から物議を醸す問題児だったんだし、仕方ないですよね……。 これで冥…

プルート(或いは冥府の果て)

新惑星問題の最終案は8個案でまとまるらしいですね(YOMIURI ONLINE) それによると、冥王星のプルートが降格して8個、新惑星3個は際限なく増えていく可能性を立つためにも全部却下ということになるらしいですね。冥王星に関しては元々色々物言いが(衛星がで…

惑星(或いは新顔)

太陽系の惑星一気に3個増?(asahi.com) 水金地火木土天海冥というのはご存じの通り太陽系9惑星の並び順です。タイミングによっては海王星と冥王星は入れ替わりますが、まあそれはおいておくとしましょう。 コレに新顔が3つ程加わるかも知れないと言うこと…

物理化学の問題

馬場正昭先生の物理化学の問題(今日やったからもう過去問か?)。 まあ、ついでだから書き記しとこ。全部で8問あったけど解いた5問しか覚えてないので。因みに問題番号は違います。 2006年度基礎物理化学(前期)(馬場正昭) 1.水素原子のエネルギー準…

物理学実験fin

前期の物理学実験が終了ー! なんか色々な実験をして楽しくて、んでもって土日がしんどかった。 今日の最終実験は連成振動という実験で、しかし肝心の連成振動の実験は時間の都合でカットしてOKというめにう。 その実験が入る→時間が足りない その実験がない…

物理学実験レポート

相変わらず面倒くさいのが物理学実験のレポート。 今回はプランク定数を測定する実験。 初めて最小二乗法をまともに使った。 でも、これも多分地学実験で教わってなかったら出来てないんだろうと思うので、世の中って案外上手くできていると小さな安堵。 吃…