本日の戦果〜石のふしぎ大発見?

本日行ってきた石のふしぎ大発見展での戦果を写真付きで。
ちょっと眺めですから一応続き記法にしておきますね。
にゃはー、化石があるって幸せ(なんじゃそりゃ)。


ミオプロサス ラブラコイデスというらしい。スズキの仲間の魚で、始新世の化石。細い骨まで結構綺麗に出ていて、気に入りました♪
ミオプロサス


三葉虫その一。ネオメタカンタスの一種だとか。モロッコ産で、デヴォン紀中期の化石です。手のひらにずしりと重量感がある台石つきの化石で、値段の割に迫力があって良い感じです。
三葉虫その一


三葉虫その二、その三。左の小さい奴はパラレジュルス、右の大きい奴はコルヌプロータスの一種だとか。どちらもモロッコで産出したデヴォン紀中期の化石です。三葉虫が台石からぼこっと盛り上がっているのが、何とも言えず迫力があって良いです。
三葉虫その二その三。


今日買った中で一番目を惹くというか、デカイというか。横にマッチ箱を置いているので参考にして貰いたいんですけど、槇の直径が横長の方向で10センチ程度のアンモナイトです。正式にはアカントセラス科カリコセラス属という種類らしいです。白亜紀後期の化石。全体的にはコンクリのみたいに武骨なんですが、所々鉱物の結晶が成長していたりして綺麗なんです。
アンモナイト。結構デカイのです。


これは詳細不明のモジュール(化石が入った岩のままの状態で、クリーニングなどがされてないもののこと、多分。)です。北海道で産出したものらしく、北海道産アンモナイトを専門に扱ってるブースで購入しました。とりあえず中心にアンモナイトがぽこっと顔を出していて、他にも見るからに他の化石を剥がした後という感じの波模様が入っていたりして、なかなか見ていて面白いです。モジュールというのは本来そこから更に化石を掘り出すものらしいのですが、私にはそんな技術はないので当分眺めてるだけかなと思います。これはこれで、整えられた化石と違って格好良いですし♪
アンモナイト入りモジュール


化石は一応これが最後。平たく研磨されたアンモナイトと、ストロマトライトの石玉。このアンモナイトはいわゆるアンモナイト、つまり中生代で恐竜たちと時を同じくしたアンモナイトとは別種の、古生代に生息していたゴニアタイトというアンモナイトです。これ一つ150円は、なんかめちゃめちゃ惹かれて思わず3つ買ってしまいましたよ。どれも構造が単純で、綺麗に鉱物置換されているからとても綺麗なんですよね。とりあえず一番大きな奴は早速文鎮として働いて貰ってます。三つのアンモナイトの真ん中にあるのがストロマトライトの玉。これも一応先カンブリア紀のものだそうです。ストロマトライトというのは今でも普通に見られるバクテリアの遺骸が積み重なった岩石で、層状の模様がとても綺麗なんです。これも丸い石にいくつもの層の模様が出てて、小さい石ころなのに見ていて飽きません。
アンモナイトとストロマトライト


こちらは砂漠のバラです。重晶石(=硫酸バリウム)で作られた砂漠のバラで、目に鮮やかなオレンジ色、情熱のオレンジ! いや、そういうのはどうでもよくて。これ一個200円って多分相当安いですよね。砂漠のバラは見ていても本当に綺麗な形ですし、初めて中学校の廊下に展示してあるのを見た時は結構驚いたものです(確かそれは石膏で出来た砂漠のバラだったと思うんですが*1)。出来るだけバラっぽい感じのを選んだつもりです。
砂漠のバラ


最後はテレビ石。ちょっと写真が見にくいかも知れません。気になっていたので小さい奴を買ってしまいました。英名はUlexite、日本語では曹灰硼石(そうかいほうせき)という名前のこの石は、繊維状の結晶が平行に束を作るようにしている構造を持っています。だからその一本一本の繊維結晶がグラスファイバーのような役割をして、下の模様を浮き上がらせることが出来るんですよね。ただ透けるのとも違って、なんか面白いです。以前鉱石を扱っているお店で見かけて気になってたんですが。
テレビ石ですよ


いや〜、どれもこれも、悩んだ末に購入して結局合計6000円ちょっと。まさに石のコミケとでも言いましょうか、次から次へと目移りして、どれもこれも買いたくなりました。
デスモスチルスの歯とか、マンモスの歯とかも売ってて、喉から手が出そうになりましたが一個ウン万円となると学生がほいほい手を出せるもんじゃないですし……。
鉱石や宝石も沢山売ってたんですが、そちらは今ひとつ食指も動きませんでしたねー。黄鉄鋼の立方体結晶なんかは、後から考えてみれば結構綺麗だったんですけどね(友達が買ってました)。
いや〜、面白かった、面白かった。

*1:砂漠のバラには代表的なものとして石膏(硫酸カルシウム)で出来るものと重晶石(硫酸バリウム)で出来るものがある。