ブラックホールは無い?

ブラックホールは存在しない(YOMIURI-online)
オハイオ州のケース・ウエスタン・リザーブ大の物理学者らが、ブラックホールは存在しないという新説をまとめたらしいです。
ブラックホールってのはご存じの通りやたらでかい星が自分の重さに耐えられずに潰れていく時、常識外の密度になってしまって何でもかんでも吸い込んでしまう上、その中では時間や光も吸い込まれて止まってしまうと言うトンデモ空間ですね。
今までもブラックホールになり損なって蒸発するような星があるだろうっていうことは指摘されていました。潰れていく時に境界面から物質が流出していって、結果として何も残らなくなると言うわけです。けど、それは「そういうこともあるかも」と言う程度の話で、実際にはブラックホール(厳密にはほぼ確実にブラックホールだろうと思われる星)は観測されていました。
この新説によると星が潰れていく過程で物質は100%じゃんじゃん流出してしまって、巨大な星でもブラックホールになり得ないという事だそうです。にわかには信じられないんですが、従来の議論でも蒸発が指摘されていただけに信憑性はあるんですよね。
因みに観測されている「ブラックホール」は、新説のような物質流出が起こっても色々と複雑な効果が働いてブラックホールがあるように見える、と言う現象で見えているモノだそうです。なんか話が一気にアヤシくなった気がするのは私だけでしょうか?
いずれにしても、ブラックホールと言えばSFの重要要素、ファンタジーでの蘇生魔法みたいに反則的かつ、あれば物語が盛り上がること間違いなしの要素。自称モノ書きとしてはブラックホールが無いと夢が無いじゃないか!とかそんなことが気になってしまいます。

南極観測隊はオーストラリア船をチャーターすることに決まり(YOMIURI-online)
見出しが「来年の南極観測隊、豪船をチャーター」となっていて、「豪船」を「豪華船」と読み間違えてしまったのは秘密です。
南極観測船の「しらせ」が老朽化で次の春に退役になり、次の船の完成は2009年、一回空白が出来るという話は去年地学の授業で何度か聞いていました(先生が越冬隊参加者だった)。
どうなるんだろうなというのは気になっていたのですが、結局こう言うところに落ち着いたようです。
オーストラリア船の名前は「オーロラ・オーストラリス」格好イイかどうかはまあおいときましょうか……。
まあ、それだけです。