掘削Break!〜野洲川沿いの古代湖化石

アケボノゾウの足跡と思われる化石
遅刻の危機を何とか逃れて、野洲川の化石観察へと言って参りました。
目的は主に二つ。野洲川の河川敷で観察される古代動物の足跡化石の観察。それとその近辺で発掘できる二枚貝の化石の発掘。
足跡化石は結構面白かったです。どんなところで観察できるのかと思っていたら、河川敷の土の部分に徐に穴があるという、ただそれだけの現象。近所の子ども達が遊びで掘った穴、と言われても充分納得できるようなものなんですけど、よく見ると爪のあとがあったりして紛れもなく足跡の化石でした。
一応あたりで目立ってみられたのはアケボノゾウと思われるゾウの足跡。パッと見てすぐ分かるのでも8つくらい、風化が進んでいるのも含めたらもっと沢山というところでしたね。
あたりの泥がぬかるんでいて人の足跡も容易についたんですけど、ゾウの足跡化石の方はやっぱり「化石」だけあって結構硬くて、ちょっとやそっとでは崩れる感じではなかったですね。

早昼の後に貝の化石を掘るのがスタート。
古代の琵琶湖の底に溜まっていた粘土層をひたすら掘って、何かが出てくるまでとにかく掘って掘って掘りまくると言うのが今回のプロジェクトでした。
というわけで、とにかく粘土にハンマーをたたきつけて崩す、割る、削る。私は今回小さな鏨を持って行っていたので鏨を突き刺してハンマーで叩いて崩す、割る。
友達と喋りながらやっていたのですが、脳内BGMは途中から日本ブレイク工業社歌になっていましたw
結論から言うと2時間くらいひたすら掘りまくってて、小さな貝の欠片が2つほど、植物の欠片が割と一杯出てきて、持って帰ってきたのは貝の欠片と少々の植物片。
まあ、そんなぼこぼこ出てくるわけもないと思ってましたが、ちょっと少なめでショックって感じですね。隣で友人が結構当たってただけに……。
こう言うところに日頃の行いが出るのかも知れませんねー。
とりあえず、ですね、疲れた。手にまめが出来て潰れて、腕がそれとなく筋肉痛です。
まあ、でもまた暇なら行きたいとか思っている自分がここにいる。
リベンジしてー。
=余談
道すがら膳所駅を通過しました。膳所の名前が2年前のディベート甲子園を思い出させてちょっと懐かしかったです。