日本は京都議定書達成の意思があったらしい

高三の時、ディベートで炭素税のことをやっていると、調べれば調べるほど日本が京都議定書を達成できる可能性がゼロに近いように思えてきたものです。
否定側で現状維持を主張する時にもっともネックとなるのが常に「京都議定書達成の可否」であり、逆に肯定側ならそこを上手く不可能と立証してやればかなり有利に事が進むと思っていたものです。
実際、京都議定書の目標を立てる際に基準とした1995年から温室効果ガスは増え続けており、今更95年より少ないレベルまで削減するなど無茶な話、と思っていたものです。

ところが、日本の科学は密かに発達していたらしいですよ。
技術力で代替フロン排出量急減、政府目標を大幅クリア
温室効果ガスとして危険視・規制されている代替フロン、その排出量を大幅に削減することに成功したらしいですよ。
信じられない話ですけれどね。
なんでも回収分解する技術が進んだり、他のガスで代替したりで政府目標の5200CO2万トン/yrを大幅に下回る1660万CO2トン/yrに削減されたんだとか。
凄いですね。素直に感心ですよ。
議定書で達成しなければならない目標の主なものは当然CO2で、代替フロンはその割合としては大して大きなものではありません。しかし温室効果はCO2よりも強力ですから、ここで代替フロンが削減されたのは温暖化防止には大きな一歩なんじゃないでしょうか。