一日の長さ

温暖化で一日の長さが短くなる。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070504it11.htm
大気中の二酸化炭素などがこのまま増え続けた場合、2199年には1日の長さが10万分の12秒短くなるという。
(中略)
海水は温暖化によって体積が膨張するが、(中略)海水は全体として南半球から北半球へ移り、特に北極海沿岸の浅い海域で増えることが分かった。膨大な海水の重みが、地球の自転軸に近い位置へ移動することになるため、自転が速まるという。

YOMIURI ONLINEの記事なんですけど、これ面白くないですか?
地球温暖化で海が増えるって事で、地球の重心が若干変わるんですと。
水の温度による体積変化って、率としては大したことがない(と思うん)ですが、流石に地球規模では馬鹿に出来ない規模になるんですね。地球の水の97%は海水、ってだけの事はありますね。
この計算結果はIPCCの予想に基づくものらしいですが、IPCCの予想って確か2100年段階で最大6度ほど気温が上昇するシナリオもある、っていうものだったと思います。と言うことは、2199年というと10度前後の上昇を見越してのものなのでしょうか。
それにしても……、1日の長さが12/100000秒短くなると言うことは……。えーと……、だからどうしたと?
最近の科学はめちゃめちゃ精密だから測地や計時も9桁の制度とかで行われるのが普通で、そう言う面から見たら差もあるのかもしれませんがとりあえず閏年とかには全く関係ない規模っぽいですね。
だって、10万日……てーことはざっと300年で12秒時間がずれるんでしょう?
……1日分の時間のずれを生み出すには7.2億年(多分。今ざっと計算しただけだけど)掛かりますからね〜。閏年を考えるにしたって7億年サイクルのなんか考えるだけ無駄というか……、その時まで人類生存しているのかどうかも怪しいし(逆に7億年前って言ったら殆どの生物は存在してないし……、なんと言っても先カンブリア時代ですし。第二第三の人類が誕生していても全く不思議のない位のタイムスケールですからねぇw
とりあえず、現実問題として実生活には(2199年までは生きていられないという事を差し引いても)、関係ないと。
こういう研究を見ると、科学者ってのは趣味人でなければ出来ないことだよなぁとしみじみ思います。その趣味人になりたいんですけどね。