物理化学の問題

馬場正昭先生の物理化学の問題(今日やったからもう過去問か?)。
まあ、ついでだから書き記しとこ。全部で8問あったけど解いた5問しか覚えてないので。因みに問題番号は違います。
2006年度基礎物理化学(前期)(馬場正昭)
1.水素原子のエネルギー準位は
E_n = -hcR_\infty \frac1{n^2}
で表される。これからスペクトル波長は
\lambda = \frac1{R_\infty (\frac1{{n_1}^2} - \frac1{{n_2}^2})
で表されることを示せ。また、水素のLymanα(n_1 =1,n_2 =2)の波長を求め、Balmer系列(n_1 =2)で最も波長の長いものを求めよ。

解)エネルギー準位がn_1 \rightar~ n_2に移る時を考える。
E_{n_1 \rightar~ n_2} = E_{n_2} - E_{n_1} = hcR_\infty (\frac1{{n_1}^2} - \frac1{{n_2}^2})
一方で、このとき放出されるスペクトル線の波長や振動数とエネルギーの間には次の関係がある。
E_{n_1 \rightar~ n_2} = h\nu = \frac{hc}{\lambda}
よって、二つの式から
\frac1{\lambda} = R_\infty (\frac1{{n_1}^2} - \frac1{{n_2}^2})

多分合ってるよねぇ……。


2.一次元箱内での波動関数
\psi (x) = \sqrt{\frac2{a}} sin{\frac{n\pi x}{a}}
で表される。この波動関数の固有エネルギーを求めよ。また、
\int (\psi (x))^2 dxを計算して、この波動関数が規格化されていることを示せ。


解)計算するだけ、書くのが面倒くさくなった……。


3.水素型の原子の主量子数(n)、方位量子数(l)、磁気量子数(m_l)がそれぞれどのような値をとりうるかを示し、磁気量子数がn^2であることを示せ。


4.水分子は二等辺三角形アンモニア分子は三角錐の形をしていることを、それぞれの分子の電子配置を用いて説明せよ。


5.βカロチンの最大吸収波長はn_1 =11 \rightar~ n_2 =12である。
一次元箱内でのエネルギー固有値を用いてこの波長を計算せよ。またβカロチンの色を予測せよ。
定数は全部与えられてました……けど忘れました。