ガロア祭

今日は理学部数学研究科主催のガロア祭に行ってきましたよ♪
自白して言うことの、物理科のローレンツ祭のパクリ、だそうですけど、そんなことどうでも良いんで。
ガロア(ガロワ)の名を冠したのは、若い学生達に数学に興味を持ってもらうのと、若い数学者であるガロアを関連づけてと言うことらしいです。
しかし、若い数学者って要するに夭逝したと言うことなんですよねぇ……(汗)
しかし、実際は余り深い関連は無いとも言ってたので、これもまた関係なし!

ガロア祭って結局なんなのかと言いますと、メインは数学科の先生の講演です。
一人目には、まあガロアを名前に関していると言うこともあってガロアの生涯と彼の数学、ということで、代数方程式の歴史を紐解きながらガロアの数学についていくつかの歴史的なことを紹介するというものでした。
ガロアって過激な人だったんだなぁ、と言うのが素直な感想。
決闘で亡くなったというのは知ってたんですが、それ以外にも七月革命がらみで逮捕劇があったり、というのは知らなかったんで興味深かったですね。
彼の、五次以上の代数方程式の根の論文が何度も不幸な目にあった話なんかも、初めて知りました。
二人目には、というかほとんどメインディッシュとして、数学科のK先生による「素数の楽しい歌声」。
これを聞きに来たといっても余り過言ではないわけですよ。
Macが立ち上がって、なにか音声ファイルを開いているなぁと思っていたら、スピーカーから聞こえてきたのは「素数の歌」by京大数学合唱団。
そして、講演が始まったのかと思いきや、いきなり数学科の事務の方と図書の方を引き連れて出てこられた先生は、素数の歌を踊ったのです。
はじめの五分でハートをわしづかみでした。
その後も、独特の語り口で全く退屈することなく、(でも授業を受けるのは敬遠するかも)、素数についての興味深い話を聞かせて頂きました。
こないだの入試に出てきたnn^2 + 2素数性の話とかかも少々出てきましたしね。

クラインの壺のイメージ。ガラスで結構綺麗でした。生協で5000円くらいで売ってたら、正直悩みますよ、これ。
両講演後は軽食を交えながらの懇親会、ほとんど食べてばかりでしたが。
ピザや寿司や、数学科って金持ちやなぁと感心しながらしっかり食べさせて頂きました。
最後には○×クイズも行われ、その賞品は一等が「クラインの壺」、二等が「素数の歌シングルCD」。
どっちもほしかったんですが、残念ながら負けてしまいました。
クラインの壺は良くできたガラス細工のヤツで、32+17(輸送費)$の品らしいです。
綺麗でした。
来年も是非行きたいですね。来年こそは懸賞問題を解きたい、うん。