京都フィロムジカ管弦楽団第22回定期演奏会

於:長岡京記念文化会館
指揮:清水史広
山田耕筰 交響曲
ハチャトゥリアン 組曲『仮面舞踏会』
シベリウス 交響曲第7番

さてさて、京フィロのコンサートへと行ってきました。長岡京記念会館へ行くのは今回が初めてです。三条まで自転車で出て、そこから京阪とJRを乗り継いで……、流石に自転車でぐいぐい行く気にはなりませんでした……;
山田耕筰交響曲というなかなか珍しい曲や、シベリウスの7番という、まずそれなりに目を見張る感じの選曲です。
シベリウスの7番は大好きな曲の一つです。以前京大オケの演奏でも聴いたことがありましたが、さて、どうなるか。
因みに開演前にはロビーコンサートもあり、行けばいきなり室内楽的な響きが耳に届く。楽器の音は月初めに京響で触れてましたが、やっぱり良いですね、楽器の音。母校の管弦楽団もこの時期はここ数年オケフェスに行っているのですが、今年も行ったんでしょうかね。
閑話休題
山田耕筰交響曲、と言うとまずその存在を知らないという人も多いと思います。僕も全開の定期演奏会の宣伝で初めて知りました。日本人の交響曲というと、なんとなく現代音楽と結びついて仕舞いかねない気がしますが、そんなことはなかったですね。
四楽章形式で古典派を手本とした古き良き交響曲……とでも言いましょうか。初めて聞いても現代音楽みたいなのるかそるかみたいなことにならずに、すっと入っていけましたね。それを演奏する京フィロの皆さんの実力もあるんでしょうね〜。今回の演奏も素晴らしかったです。
ハチャトゥリアン組曲は舞踏会の名が示す通り舞踊の楽しい曲などが盛り込まれた曲。但し元々曲が付けられたオペラは結構殺伐とした物語で、曲の中にはおどろおどろしい場面も少なからず……。中央アジアや南ロシアなど、西洋とも東洋ともどこか違う雰囲気のハチャトゥリアンらしい曲、って感じがしましたね〜。楽しかったです。
ラストはシベリウスシベリウスの7番には森の精霊が宿る気がする。……なんだか聞いててあたりの空気が澄んでいく気がするんですよね。朝の森か夜の森か、それは曲調によって変わってくるわけですが、音の渦が鳥のささやきや木々の葉擦れに聞こえてくるというか。一回フィンランドに行きたいなーって想うわけですよ、こう言うのを聞くと。
アンコールにもなんか楽しい曲をやってましたね。曲名を見るのを忘れたんですが。

来年の定期演奏会は、6月のニールセンの1番&ベト8と、12月のクレルヴォらしいです。とりあえず、問答無用で友の会の継続手続きをしてきました。
6月は長岡京らしいです。ちょっと遠いかなぁ……。やっぱり僕には京都コンサートホールでやってくれるのが都合良いです。長岡京でも行きますが。