第5回春うららの音楽会

岡山朝日高等学校管弦楽団 第5回定期演奏会
Vn.Solo 田野倉雅之


モーツァルト  「魔笛」序曲
シベリウス   ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク 交響曲第8番

さて、朝日の定期演奏会でございました。朝から裏方スタッフとして詰めて、午前中には自分が弾く曲のゲネプロに乗り、午後は午後で現役のゲネプロを見ながら段取りを整え、云々かんぬん。忙しかった。
まあ、演奏会の段取りについては今までさんざん愚痴ってますし、実は当日朝にもホールスタッフさんに配置図を渡せてないというトラブルがあったりしたんですが、それはおいておいて。
yoshikemの仕事はセッティングサブチーフ。セッティングチーフの補佐でしたが、どちらかというとステージマネージャー補佐になってしまっていて、セッティングチーフの補佐はあまり出来ませんでした。チーフのちょり氏にはつくづく申し訳ない……。それと、K寺先輩には本当にお世話になりました。今回のセッティングが上手くいったのは、なんと言っても先輩の的確な仕切があったが故です。本当に感謝がつきません。

第一部はモーツァルト魔笛。僕が1年生の時、顧問のM北先生は「絶対合わないからモーツァルトはやらない」と言っておられたのですが、なかなかどーして。
まずまずの出来で、安心感と共に演奏会は開演しました。
そして、シベコン。yoshikemはK寺先輩と隊形移動の際に少々ヴァイオリンの椅子を動かしたりしておりました。そして田野倉先生との共演でございます。よく考えたら我が団始まって初めての男性ソリストでありました。
シベコンは、部分部分でしか聴けてないのですが、良い出来だったんじゃないでしょうか。少なくともゲネプロ段階では良い演奏をしていましたし。
途中で第二部に乗る人たちを呼びに行く係にもなっていたので、二楽章の途中から三楽章の初めを聴けませんでした。後でDVDで堪能することにします。

第二部はドヴォルザーク。セッティング係の迅速なステージ組み替えによって、スムーズに始めることが出来ました。これで仕事の峠を一つ越えました。
さて、ドヴォルザーク。先々週あたり、チボリで聴いたときは割と酷かったのですが、いざ本番になってみるとなかなかどうして、良い演奏をしているではないですか。
ここ一週間ほどの成長が特にめざましい気がしますね。流石に多量の合奏時間をとっただけのことはあります。あれなら、とりあえず胸を張って聞かせられるのではないでしょうか。

心配だった、ごちゃごちゃした椅子並べを終えて第三部。合唱でスタートですが、自分は合唱の次の曲から弾いたので合唱中に楽器を出すことに相成りました。
ドヴォルザークゲネプロをやっている間に一端ウラのスタジオに退いて練習をしていたのですが、音も割と響くし音程もそこそこ(?)だったので、「今日は好調だな」と思っていました。
そしてジュラシックパーク。出来る限りの表現はしたつもりです。勿論音程はあちこち狂いましたが。恐竜を頭に描いて……。ぶっちゃけ曲前MCに一部不満ありなんですが(ジュラシックパークなら2億数千万年と限定しなくてもいいのでは。T-レックスなどは6500万年前絶滅じゃなかったですっけ?)頭の中に恐竜の雄大な姿を思い浮かべながら、弾くことが出来ました。
次は卒団イベントのさくらでした。いつも通りで、もう管弦楽部のテーマソングになりつつある気がします。
旧部長のMCはあまり聞こえなかったのですが、それなりに全体の雰囲気は感動の雰囲気になってました。MCが終わって全員での演奏を開始したとき、ボウイングを間違えました。それと、一部楽譜変わったんですね。両者の点で理解しました。
ラストはミッションインポッシブル。こいつは影アナからEどぅ先輩にMCを入れて貰うという、ちょっと変わった形式でスタートした曲です。短いのが本当に残念で、20小節くらいで「あー、この曲が終わったらもうみんなと一緒に弾くのも終わりか」と思ってしまい、「この曲、終わらなければいいのに」と思ってしまっていました。
軽快なテンポを刻んで進んでいくミッションインポッシブルの曲をあの時ほど恨めしく思ったことはありませんね。しかし、現実は残酷で曲は終わる。僕の今回の定期演奏会での演奏プログラムは終了しました。さっさとはけて楽器をしまうべきであります。
現役はその後更に下に着込んでいたT-シャツに着替えてスターウォーズ、そして恒例の校歌を演奏して終了しました。

片づけにもトラブルがあったし、どうやら知らない方が良い様な問題も発生していたみたいです。
けれども、僕は今回の演奏会の出来に非常に満足しています。良かったです。本当に。
皆さん、お疲れ様でした。