京都市交響楽団 497th定期演奏会

指揮:井上道義
Violin独奏:諏訪内晶子

シベリウス/
 組曲「カレリア」
 交響曲第7番
 ヴァイオリン協奏曲
 交響詩フィンランディア

さて、毎月恒例京響の定演でございました。今日の公演は早くしてチケット完売だったそうですよ。人気曲に有名人と来れば仕方ないか。
とりあえず、井上さん面白い! の一言をば。
協奏曲の後フィンランディアに入る前に「今日は本当は雪が降って欲しかったんですよね、シベリウスだから。ちょっと努力が足りなかった」と。
努力の問題なんですか!?
他にも、ロビーコンサートにピアノ奏者として出演したり、流石はかつて常任だったオケ、結構色々な演出をしていたと感じたのはyoshikemだけでしょうか。
流石に東京のショスタコ全曲演奏会を聴きに行くことは出来ませんが、大いに興味を持ってしまいましたね、井上さんに。

個人的に今日の一番の目玉はヴァイオリン協奏曲でした。母校管弦楽団が来月演奏する曲ですし、何より大好きな曲ですから。
諏訪内晶子さんって結構情熱的な演奏をされる方ですね。一応CDは持っているのですが、シベコンでアツイ演奏と言えばまずチョン・キョンファが浮かぶためあまりそんな印象がなかったんですよ。
第1楽章初めの「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」弾く旋律からして力強くて、一挙に引き込まれる感じでした。
音も決して細くなく、どことなく熱を帯びている様な感じで、適度に溜めがあったりして僕はすごく情熱的だと感じました。
そんなシベコンの後にバッハのラルゴを演奏したので、ギャップになかなか意表をつかれたり。

カレリア、7番、フィンランディアいずれも素晴らしい。シベリウス・イヤーに相応しい演奏会でした。
また井上さんの演奏会を聴きたいなぁ。京響では来年1月定演が井上さんのハイドン。今から楽しみです。

京響友の会の継続手続きと、チケット二枚ほど衝動買いで、三万円弱飛びました。まあ世の中そんなモンです。
買ったチケットは六月のノルディック室内管弦楽団(ベト7をやる)と四月の京響特別公演(チャイコフスキー1812年、Vn協奏曲と展覧会の絵をやる)。コレは買うっきゃないでしょ。以上。