京都市ジュニアオーケストラコンサート

指揮 山下一史
ベートーベン   「エグモント」序曲
チャイコフスキー バレエ音楽白鳥の湖」より
    情景、ワルツ、四羽の白鳥の踊り、チャールダッシュグランド・フィナーレ
ドヴォルザーク  交響曲第9番ホ短調 新世界より
ブラームス    ハンガリー舞曲第5番(アンコール)

というわけで、岡山でも結構ジュニオケ聴きに行っておりましたが、京都のジュニオケにもこの度行かせて頂きました。
んー、一言で言って、上手いんでないですか?
岡山市ジュニアオーケストラよりも上手い……、かな。下手を踏むとそこらの大学オケよりもよっぽど上手いかも……。それに上白下黒の服装も格好良かったし(男性は大体Yシャツ、ネクタイの人や蝶タイの人が居て、女性も下がスカートとズボンと両方)。
こういう場に出ている若者って妙に大人びて見えて、高校時分から自分より年下の筈の演奏者が年上に見えたり、と言うことも多々ありました。今回も演奏者が出てきた時にそんな印象を受けたのですが……、よくよくパンフレットを見てみると乗っているのが11歳から23歳。下はともかく上はちょっとジュニアと呼ぶにはいかがなものか、と言う気が……。
京都市ユースオーケストラとでもした方がラベルが適切な気がします。
曲の方、まずエグモント、コレでいきなり引き込まれました。掴みはオッケーって所ですか。音の厚みも充分。音程も良いし(当然)、勢いのある演奏でした。
白鳥の湖。ワルツとチャールダッシュの後に拍手が入るのはご愛敬です。まあ、客層があまりクラシックに馴染みのない人も多かったようですから。昨年母校の管弦楽団が演奏した曲だけに結構気になるところだったのですが、メリハリがあって全体的にテンポは速めながらもコレも素晴らしい演奏だったと思います。
新世界。休憩中に期待も膨らもうというもの。言の分厚い音がその真価を発揮する交響曲ですが、まったく以てええその通り。要所要所で圧倒されましたよ。二楽章の1,3,4ソロのアンサンブルはヴァイオリンとヴィオラがちょっとずれてた気もしましたが……、全体的には本当に素晴らしかったです。
アンコール、言うまでも無し。曲もノリがよいですし。

なーんか、ヴィオラの第二プルト*1の表*2で弾いていた女の子が首席よりも上手く見えました。オケの音って、結構首席の所に集約されて聞こえてくる、ような気がするんですけど、今回のヴィオラは第二プルトの表から聞こえてくるように感じる場面もしばしばありました。
いや、別に可愛かったとか、そういうので贔屓目に見たつもりはないですよ。弓元の使い方も上手かったし。次回も期待かな〜。

*1:弦楽器で譜面を共有している二人組のこと。水泳のバディみたいなもの

*2:二人組のよりステージに近い方。上手では左側、下手では右側に座った人