京都大学交響楽団180th定期演奏会

本年聴き初め。そしてコンサートウィークの皮切り。

ワーグナー ニュルンベルグマイスタージンガー第一幕への前奏曲
フォーレ  組曲ペレアスとメリザンド
R.シュトラウス アルプス交響曲

相変わらず良い音してます。
そう言うわけで本年最初の生音はマイスタージンガーでした。名曲で今年の音楽聴を開始できて満足満足。それも京大オケの演奏だし。
マイスタージンガーは、京大オケの十八番(ですよね、たぶん)で、本当に安心して聴ける感じでした。どこもそつなく、演奏している人たちも心底楽しそうに演奏しているし、見ていて聴いていてこちらとしても心躍る感じでした。終盤弦が弱めだったのがちょっと残念かな。金管が頑張ったという言い方も出来るけど、なんかメリハリに今ひとつ欠ける感じがしたのが残念でした。
ペレアスとメリザンド」は全然知らないなぁと思っていたら、シシリエンヌ(シチリアーノ)が入っている組曲なんですね。三曲目はかの有名なフォーレシチリアーノで、フルートが切なかったです。それを受ける弦のアンサンブルも文句なく、非常にしっとりとした雰囲気の中で聴くことが出来ました。
アルプスは金管が時々危うかったけど、それでも伸びのある音で高音を吹ききってましたし、何よりホルンが綺麗だった〜。途中ホルンとトランペットの1st同士(かな?)でハーモニーをやるところがあって、柔らかくて伸びのある音が混ざるのがとても心地よかったです。全体としても迫力充分、途中バックに並んでるパーカッションの数々に目が奪われる場面もありました。いやはや、雷の音や風の音を出す楽器があって、なんて楽器かと思って検索してみたら「サンダーマシーン」「ウィンドマシーン」……オイッって突っ込みたくなる自分を誰か責めますか? まあいいんですけど。

次回六月の定期演奏会ではソリスト漆原啓子さんがいらっしゃるらしいですよ。
一体何の曲をやるのか、今から楽しみで仕方ありませんっ!