Twitterはどの程度イベント宣伝手段たりえるか

インターネットの運用方法というのは日進月歩とまでは言わないまでも、それなりの速度で変化しているわけでして、昨今で言えば制度やその運用とインターネットの利用実態に乖離が見られた例としてはTwitterの選挙活動とかありましたね。
それはさておき、なんか母校の部活が宣伝用(?)のTwitterアカウントを運用開始してたんですよね。
お昼頃そんなことを知って、ちらっと様子を見てみたんですが……はてさて。
http://twitter.com/ash_sponsor
パッと見意味あるのかなあこのアカウント、という感想ですねぃ。
bioをちらっと見てみますと

岡山朝日高校管弦楽部です! 僕達管弦楽部は毎年3月、岡山シンフォニーホール定期演奏会を行っています。毎年皆様の御協力の御陰様で続けられています、ありがとうございます! スポンサー募集をしています。 ご協力戴ける方はリプライ下さい。生徒が直接伺います。

うーん……このアカウントは何を目指しているのか。

自分も高校時代にスポンサー集めで色々な個人商店やら病院やらを飛び込み訪問して、運がよければパンフレットに広告を載せさせていただく代わりにお金を支援していただく、みたいなことをしていたもんですが、こういう書き方で「よーし、パパ支援しちゃうぞ」みたいな人がTwitterでリプをくれる確率はいかほど……。
しかもフォロワー20(2013.1.26現在)て。
僕の個人的な見解で言わせて貰うと、フォロワー数的に見てこのアカウントの効果は非常に薄かろう(限りなくゼロ)と思うのですが、それでもこんな形でスポンサーを募るというのは、なんというか品がないのではなかろうかと思っています。
studygiftじゃないんだから……。
かといって、例えば本気でTwitterによる宣伝とスポンサー獲得を狙おうとすると、本当にどうしようもなくお金が絡んでくるから面倒くさいことになると思うんですね。
トータルで考えると、スポンサーのお願いというのをTwitterでやるのが間違いなのかなあと……。

それはそれとしてネットで部活の宣伝をするとするなら

第4回春うららの音楽会私設応援記事! http://d.hatena.ne.jp/yoshikem/20060326/1141622065
昔こんなことをしたこともありまして。演奏会そのものの宣伝をWEB上にあげるということはこれまでもやっていたりします。
一応断っておくと、このブログ記事は僕がいち個人として勝手に作ってただけのものです。あとお金の話もしてないよ。
なお、この一年前には一応高校のウェブサイト中に演奏会の簡単な紹介ページを作ったりもしてました。
第三回定期演奏会の時には、因みに新聞の地域イベント欄に載せて貰うとかも根回ししてました。
まあ、多くのお客さんに来ていただく為に色んな宣伝手段を考えて手を尽くそうとしていたわけですね。当時の僕ら。
それから6年の月日が流れたわけですが、今やそれをTwitterでやる時代なのか……、という驚きをですね。
けれども、仮にTwitterで演奏会の宣伝を行ったとして、それって本当に効果があるのかなあ、というのも感じてしまう疑問です。
Twitterの特徴の一つにリアルタイム性というのがあると思うんです。例えば「サイト更新しました」「○○の番組が始まった」「今日の○○が終わりました」「いよいよ明日は○○ですね」などなど。
で、それを実現するためにはある程度コンスタントにかかずらってなきゃならない。
個人個人が趣味で持ってるアカウントなら入り浸ってごちゃごちゃすることもあろうし、どうとでも運用できましょう。それこそ日常の一挙一動、「トイレで腹痛なう」なんてことも呟いちゃうのが日本人なわけですし。
その一方で、団体の代表アカウントはどうすれば上手く運用出来るのか。超有名所だとNHK_PRさんみたいに「中の人が透けて見える面白いアカウント」なんてのもありますが、高校生がそう言った運用をするのは、何かトラブルが起きた時のことを考えると学校側がおいそれと許可を出せないでしょうね。
となると、ですよ。post出来る内容って結構限られてくるのかなあと。
となると、ですよ。それってもはやTwitterである必要ないかな、とか。
てなことを踏まえると、恐らくTwitterより高校のウェブサイトにきちっと整えた宣伝ページを作ってしまう方がいいんじゃないかなあとも思ったりね。
その方がちゃんとインターネット上に情報発信の土台も持てますし。
Twitterは誰でも簡単に始められる一方で広いコネクションを作るのはそれなりに難しいっていう性質がありますしね。それなら既に広く認知されている学校のウェブサイトという媒体を利用した方がよかろうという話で。
しかしTwitterの使い方って難しいもんですねー。本気で使おうというのなら特に。遊びで使う分にはそこそこ簡単に楽しめるもんだと思うんですけどねえ。


まあ。
どうせ毎年前売り売りすぎで当日券むっちゃ少ない演奏会で過度な宣伝してもしゃーないという説もあるんですが。