妙手と奇策と愚策の線引きとか

2011年度阪神タイガースマジック144点灯!
さあ、来年来年。
まあ、日本シリーズには今年のチーム状況を考えたらどう考えても順当に中日が行く以外考えられなかったんで、CSで阪神が負けたショックは意外と少なかったですねぃ。
まあ、あっさり2タテくらったのは流石に悲しいですけどね。
てか予定ではナゴドで2勝くらいまで食い下がる筈だったんですが……。
まあ、しゃーない。

しかし……、こんなんで真弓続投って本気か?
と色々疑いたくなります。
ぶっちゃけ、今年の戦力で優勝出来ないのはなんでだかホント不思議で仕方ない。
落としてはいけない試合、どちらに転ぶか分からない試合、その殆どを落とした結果が優勝逃しであり、CS二連敗終戦なんだろうなぁとぼんやり思います。
今年は結局2位で終わったわけですが、今の阪神が強いかって言うと……、あんまりそんなイメージがないんですよねぇ。
それは、多分「今日は勝たなあかんやろ」という日にとことん負けているというのがあるんでしょうね。
あとは、勝ってる試合って割と「打線爆発」な試合が多くて、そもそもまぐれ当たり的な印象があり、大量に点を取ってもなお相手を押さえ込めきれなくて追いすがられたりも珍しくない。
そんなチームが強いと言えるはずがないんじゃなイカ
そりゃあね……、レフトに大穴開けて守れない選手を酷使してきたわけだし。
投手も特定の選手頼みすぎで、酷使→調子崩しの連発。最後はシーズンの中頃で一休みしてびっちり調整してきた久保田だけがまともに投げられるリリーフってどういうことなんでしょうね。
愚痴りだしたらきりがないんですが、今年の阪神を見ていてとにかく思ったことがある。
それは采配批判が出るのは、結局采配が悪いからだということです。
真弓の采配って主にTwitterとかで「あほちゃうか?」と批判されることが特にシーズン終盤目立っていたわけですが、それは結局真弓の采配が悪いからに他ならないでしょう、ということを最近しみじみ思うのです。
等というと、「采配は当たることもあれば当たらないこともある。起用に応えられない選手の方が悪いんだ」とでも言う人もいるかも知れませんが、僕はそれに否と言いたい。
例えば、中日落合監督とかも結構突飛なことをすることがあるけれど、それは終わってみれば「オレ竜采配」で片付けられて、決して悪い評価ではないことが多い。
それはなぜか?
当たるからである。
今までも突飛なことを繰り返してきて、それで悪くない確率で成果を上げている。だから、落合の奇策は妙手となって、評価をされる。
対して我らが阪神はどうだろうか。真弓が動くと、もはや何をしても「出た、真弓迷采配!」と言われる始末。
終盤では完全に「当たれば選手のお陰、ミスれば真弓の所為」という空気で、誰が見ても仕方ない場面でも「真弓ェ」という場面も何度かあったかと。
でも、そんな空気だって結局は真弓采配が積み上げてきたものの結果なのではないだろうか。
誰が見ても疑問を覚える采配が結果的に外れる。明らかに調子を崩している西村や久保田、藤川を投入して打たれる。守れない、新聞報道でも連続出場記録継続にやや否定的な金本を無理矢理に使う。など。
そんな場面が何度も繰り返して、結果的に真弓の采配はろくでもない、という認識を作ったのは誰だろうか?
結局仕事が出来てない選手が悪くて、監督一人変わったところで一緒。そんな意見もあるかも知れないけれど、小川ヤクルトのメイクミルミルの例もある。高田監督時代は選手達が首を傾げる采配もあったりで自由にプレイ出来る空気が無く、そんなベンチの空気の悪さがチームをあそこまで落とし込んだ。一方で小川監督のモットーは「理にかなった采配」、その旗印の下Aクラスこそ逃したが借金19を完済するチーム。
監督一人変わるだけで、チームはこれほど変わる。その良い例ではないだろうか。
こんな監督じゃあ先発ピッチャーが相手打線を完璧に封じ込めて完投勝利する以外に道はない。
リリーフ投手だって玉虫色の起用ではおちおち調整もしてられない。大体、少しでも調子がよければ勝ち試合と難しい試合で2イニングをホイホイ投げさせられる。
今年の西村なんて、ほんと労災認定されて良いレベルでしょうに……。
とにかく、来年の阪神には理にかなった采配と、選手酷使の取りやめを希望しますね。

真弓の罪

  • 金本の晩節を汚した
  • 西村という未来ある投手を潰しかけた
  • 久保の最多勝タイトル潰し
  • 守護神藤川の濫用→崩壊による名声破壊
  • 浅井・関本の不当な扱い
  • 投壊王国阪神
  • 阪神優勝を潰した

挙げれば割ときりがないけど、こればっかりは本当に罪だろうと思うのを挙げてみました。
ところで、代走で使い始めた頃はガンガン走らせてた俊介とか上本とかを最後の方で殆ど走らせなかったのはなんでなんやろ?
走塁革命ってなに?