NPCを演じると言うこと

NPCが生きてるかどうかっていうのは、TRPGをやるうえで凄く重要なのかなぁと思う今日この頃です。
僕はどちらかというと「演じる」ことに重要性を見いだすプレイヤーなので、セッションをやる上でもシステマティックにこなすだけというのは好きではありません。口癖を作ったり、性格設定から適当な行動テンプレートを作っておいて出来るだけキャラを演じようと心がけているつもりです。
んで、今度GMをやろうと思って今シナリオを詰めている途中なのですが、NPCを単なる役割だけの人にしたくないなぁと思っています。
今までGMは二回経験しているのですが、初回〈誉れの花〉は割とNPCが重要な役を持っていてPCとも絡んでいるセッションでした。その時は、最重要NPCについてはそれなりに演じての掛け合いなんかもあって、及第点。ただ、二番手、三番手のNPCとなるとずさんも良いところで、全然だめだめだったなぁと思います。あれは反省してもしたり無いところ。
二回目のセッション〈勇者の魔剣〉はシナリオ集1巻のシナリオをアレンジして使ったんですが、あれは割とNPCの影が薄い……、言わばシステマティックな配置しかされていないシナリオだったので、既に悩む余地すらないという感じではありましたね。敵キャラのレッサーオーガとかをキャラ立ちさせることができたら少しは面白かったんでしょうけれども、難しいなぁ。出会う→ボス戦→撃破でミッション達成、となっちゃうようなキャラを巧く立たせるのは難しいです。戦闘時のみしか出番がないっていうようなものですしね。しかも戦闘時はどうも戦闘処理に意識がいっちゃいがちですから。前もって色々伏線を張ってキャラと直接/間接的に絡ませておかないと。
でもって、そう言うセッションは組むのが大変、と。
てなわけで、そんなことも気に掛けながら今〈暁の使者〉のシナリオを組んでおります。
色々と弄ってたら、依頼人や重要キャラからちょい役まで含めて人格をある程度設定したキャラが12人。あれー? こんなに演じ分けられるのか?
流石に、ちょいとキャラを増やしすぎた感は否めません。
あ、でもシナリオの進め方によって同じタイミングで違うヤツが出てくる、という仕様にしてあるので、実際にセッションをした時に出てくるNPCは多分8,9人ですけどね。
結構大変だわ。これは。
ということで、一部は横着してしまおうかとも考えています。キャラを考えるのが面倒なので好きな小説とかから出張して貰おうかとかね。
おそれおおい、とも思わないではないのですが、でも一から考えるより自然に出来ることは請け合いなので、そうさせて貰おうと思っております。