お腹で歌え!〜マクロスF #25 アナタノオト

マクロスFRONTIER最終話「アナタノオト」
やっべー。朝からテンション上がりまくりデス。
んー、そうまとめたか。
気になるところ&良いと思ったところは多々ありますが……、兎にも角にも最終回です。
思えば春先にバヤシ氏の推薦で見始めてみたマクFですが、結局春&夏クールで一番熱を入れて見たのはコレですからね。
いやー、良かった良かった。
娘トラ。に期待するものが増えたわけだが、たぶんそれは入っていない。Bパートの怒濤のメドレーが入ってたら嬉しいのに……。そこだけが少し残念。
というわけで、感想をば。


アルト撃墜から! 絶体絶命のピンチに最高のタイミングでSMSが現れる! この展開は120%予測していたけれど、裏切らないって重要ですね。とっても良いタイミングで、手に汗握り、いきなりテンションがクライマックスです。
流れの中で三島の悪事が露見して、指揮権がノリでワイルダー艦長へと移る中、真の敵はギャラクシーであるということが判明。そして、アルトが「証拠ならある! あれは、ランカじゃない!」そう言ってヴァジュラの母星に聳え立つ巨大ランカを指すのだが……、いや、ランカがそんなにデカい訳ないだろと、とりあえず突っ込んでおきたかった。重要なのはそのランカホログラムの影に実体として存在しているのがバトルギャラクシーであるということなんですけれどね。つまり、前回失意につけ込まれてガッツリ操られているかのように見えたランカは、そこまでは堕ちてなかったと。「愛、覚えていますか」はきっと録音かなんかだったんでしょうね。それでもフォールド波が出ているって、凄いなぁ、と思ってしまうのですが……。
そして、SMSと合流してルカがRVF-25に搭乗。ミシェル亡き後のVF-25Gにはまさかのクラン搭乗。そう言えば前回ブレラにやられてたけど、わざわざ戦場でマイクロン化して迄スカル小隊に参加するとは……、スタッフ分かってるじゃない! そして二機のVF-25に牽引されてくるVF-25にアルトが乗り込むとともに、シェリルも気合いで立て直してノーザンクロスを歌い始める。
フロンティア一団の反撃開始。まさに怒濤の展開ですな。そして、フォールドクォーツとシェリル・ランカ両名の体内のV型ウィルスによって超時空通信が出来る為にアルトのメッセージがギャラクシー内に囚われているランカにも届いて、本当のランカの歌が今始まる。しかし、その象徴としてブレラのハーモニカが砕けるって言うのはいかがなものなのだろうか。ブレラ自身に悪性は無いわけで……、なんかお兄ちゃん涙目なのでは……。
しかし、ランカの戒めが解けたかと思ったら今度はグレイスがヴァジュラクイーンを乗っ取ってしまう。って、えぇぇぇえ!? そんなにあっさりと……。これによりヴァジュラ勢力が完全にグレイスの支配下に陥って大ピンチ。シェリルも、今度こそ心が折れてしまって、歌えなくなって……、そこに響くランカの声
ランカの歌がヴァジュラたちを正気に(?)返していく。つまり、やっぱりクイーンのフォールド波による支配VSランカたちの歌の勝負に帰結するのですよ。そうなった今、ヴァジュラたちは人間と敵対するわけではなく、真の敵、自分たちを支配しようとしたグレイスへと向かっていく。
そして、ここで一度舞台から降りかけてしまったシェリルをランカとアルトが超時空通信によってもう一度舞台へと引き上げる。ここでライオンが来ないと嘘なわけですが……、それよりポイントは、ヴァジュラが人類と敵対しなくなった為にシェリルとV型ウィルスの和解が可能となり、ランカの仲介(?)によってシェリルの病気が、病気としては恐らく完治したということでしょう。腹の中にV型ウィルスを飼っている分で人間にどんな影響があるのかは知りませんけれど、ランカの様子を見ている限りでは大丈夫っぽいですし。
そして、怒濤のメドレーで人類の反撃が始まる。
第一陣のライオン-インフィニティ-私の彼はパイロット(ALLデュエット仕様)-ダイアモンドクレバス-星間飛行-What 'bout my star?ってのも凄かったんですが、繋ぎのキラッ☆で吹いた。
が、やっぱりそれよりもマクロスアタッカーでボビーが吼えて以降の、What 'bout my star?-ライオン-愛、覚えていますか-ライオンの繋ぎ方が神。特にmy starとライオンを被せたのは、鳥肌たったわ……。
そして、ヴァジュラの心は腹にある。ヴァジュラはお腹で歌うんだよ! いや、人間もお腹で歌うべきなんだよ!
とにかく、正気を取り戻したブレラの援護も受けてヴァジュラクイーンの頭部を落とし、そこにいるグレイスに最後の一撃を。それでチェックメイト。いやー……、ラストでブレラとの背中合わせの錐揉み飛行から掃射ってのは、格好良かった……。ぬー……、てっきりブレラはアルトと決戦→撃墜→正気、だと思っていたので。最後にそんなにあっさりこっちに来てくれるとは。
そして、無事ヴァジュラの母星に着陸したフロンティア一団。ランカが改めてシェリルに宣戦布告して、シェリルは「キラッ☆」の手の形でそれを受けて立つ。って、スタッフNICEw
EDにシェリル&ランカ版トライアングラーを持ってくるのも、これ以上はないっていうくらいの演出でしたね。いやはや。
それにしても……、これは思いっきり「後日譚」が欲しいなぁ。あとやっぱり最終決戦がかなり急ぎ足だった気もするし。
その辺はDVDやなんかで期待しても良いんでしょうか。

シェリルは死ぬしかないと決めてかかっていたので、これだけ都合良く全てがハッピーエンドってのはどーなんかなー、と思ってしまったりするんですが。
まあ、よかったのかな。とりあえずは。
この後ヴァジュラと人間がどうやって共存していくのか、彼らに課題は山積みだけれども歌があれば乗り越えていける、そんな気がする。
ランシェに最後もう少し絡んで欲しかったですが、まあ仕方ない。