オイレンシュピーゲル参 Blue Murder

冲方丁オイレンシュピーゲルの三巻目。四巻も手元にあるのでスプライトもろとも休日中に……というのはちょびっと厳しい分厚さかな。月曜はテストだし。
というわけで、実は春休み前からちょびっとつまみ食いしてはまた置いて、を繰り返していた第三巻のBlue Murderを改めて頭から通しで読み直しました。
スプライトの三巻とは二巻同士ほどのリンクはないものの、むしろ物語の奥に潜む闇に別々の側面から切り込んでいくという感じでしたか。
一巻の形式に戻るかのように一話ずつ涼月、陽炎、夕霧の三人をフィーチャーする三話の連作短編的な形式。その中で徐々に彼女らの過去へも鋭いメスが切り込まれていき、ゾッとするような闇が見えてきそうな気配がしています。
スプライトの鳳に関わりの深い煌、螢とは別に、また新たなる特甲児童――特甲猟兵の白露という存在も明らかになり、事態はやはり特甲VS特甲となっていくようですね。
さてさて、どうなるのか。