惜しい。一文字違ったらロマンティックだったのに。キミ、ではなく、セミ。
ん、まあアバンチュールでもなんでもないんですけれどね。
しかも今宵ってわけでもなく昨夜の話です。
寝る前にシャワーを浴びようとアパートのシャワー室へ行ったんですが、扉のところになんか居る。
うーん……、まさかシャワー室で蝉の羽化にお目にかかろうとは……、予想だにしておりませんでしたよ、これは。
白塗りの壁に頑張ってしがみついて、茶色い殻から白いセミが抜け出していました。
写真の一枚目はまずそれを全体的に写してみたんで、右側の灰色のエリアはシャワー室の扉です。右下にドアノブが見えてます。
中央にいる“何か”が蝉。
