白亜の城は聳え立つ……って、お前何勝手に喋ってんの?

おやつ(=お題の奴)用のちょっとしたヤツを書いてます。割といいペースで進んでいる……かな。まあまだ半分到達して無くて、GWを実家で過ごそうと思ったらそれなりにピンチではあるのですが。
今回はおやつなのでお題を意識して書かなければ行けないのですが、プロット段階ではあんまり深く考えずに、とりあえずノリだけで書き始めていました。一応ファンタジー系の話と相性の良さげなお題が並んでいたので(魔法の効果とかで使えそうなの)、終盤で展開をぐるぐる回す魔法にお題を託しちゃえばいいかと思っていたんですが。
でも、なんか気がついたらとあるお題を期せずして含めているなあ、と言うのにさっき気付きました。気分だけで色々なオブジェクトを配していたら、そのウチの一つがお題を満足する感じの外観に仕上がってました。ラッキー♪
これで満たすべきお題はあと三つ。さて、どうするかね。お題は如何に上手く混ぜ込んで行くかを考えるのが楽しくて仕方がないわけですが。

偶然ついでにもう一つ。
今回のはお祭り騒ぎ的な話で、あんまりテーマ性を持たせるつもりは無かったんですよ。いや、僕の話は殆どが中身薄っぺらのエンタテイメント重視(かつ出来てない)というもので、あんまりメッセージやらテーマやらを持たせないんですが……、指の進むままに主人公たちに会話をさせていたら、気がつけばとあるキャラが今回のテーマを形作りそうな重要な発言をしていました。
あ、お前、良いこと言うなー。(言わせてるのは僕ですが)
と思ったが最後、それが軸に話に若干の修正が加えられつつ進むのですが、このアドリブ的な修正は創作の醍醐味ですよね。
僕ら書き手は、勿論大まかなプロットを立てて、話の大筋を見据えてから(或いはそれすらもない時もあるんですが)大体行き先を見つめて物語を紡ぎ始めます。けれども、その時に詳細まで委細漏らさず決まっていて後は頭の中にある全てを文章に書き下ろしてしまえばお終い、なんてことはまずあり得ないと思います。いや、世の中にはそう言う人もいるかも知れないですが、少なくとも僕は無理です。詳細に関してまで決めたつもりでも書いているウチに色々予期せぬことが起きて、当初考えていただけでは済まなくなるのが常です。
で、そのアドリブが楽しいんですよね、僕の場合。
キャラが生きてるって感じる瞬間で、最高にドキドキします。
勿論あんまりにも暴走が過ぎるようなら「ごめん」とひと言謝って一気にDELしてしまうわけですが、それはそれとして生きてるアイツらがオモシロおかしく広げてくれる新しい世界は大抵予想外の出来事に満ちていて楽しい。その楽しさを味わえるのは、まあ作者だけの特権だよなあ、と思うわけです。
今、「彼女」のとある発言から物語の中心に一本硬い筋が通ろうとしています。それが、どうやら対立する二つの陣営のせめぎ合いをより一層激しいものにしてくれる予感がします。
今日明日中に一気に書き上げてしまえる気がしてます。うーん、ドキドキするっしょー。