ロザリオと狼とバンパイアと香辛料

注:混ぜるな自然
……ごめんなさい。自然でもなんでもなかった。
年が明けてこっち、原稿の〆切があったり成人式があったり原稿の〆切があったりスキーがあったり原稿の〆切があってごたごたしていて、今まで今クールのアニメに全然手が出せてなかったんですよね。因みに秋クールのアニメもスケッチブックとか見終わってないのがあります。もっと言うと瀬戸の花嫁後半とかも見てないし、ハヤテのごとく!も執事大戦始まった直後くらいで止まってる。更についでに言うと、Fateも進んでないし、勿論アニメも見たい。……時間ねーんす。
が、ロザリオとバンパイアと、狼と香辛料は気になっていたので、見ずにはおれまいと言うことで思い切って今日、手をつけました。見るべきものは本当に溜まってるんですけどねー……。
と言うわけで少々感想をば。

ロザリオとバンパイアは元々強引な展開が面白いんですがw

とりあえず、第一話「新生活とバンパイア」と第二話「夢魔とバンパイア」まで見ました。いや、気になるじゃないですか。だって、モカさんが水樹奈々でみぞれがくぎみーとか(おいおい……)。
と言うわけで二話までで出てきてる人の声優メモ

赤夜萌香:水樹奈々=フェイト・(T・)ハラオウン(魔法少女リリカルなのはシリーズ)、コレット・ブルーネルテイルズオブシンフォニア
青野月音:岸尾だいすけ=バン・フライハイト(ゾイド
黒乃胡夢:福圓美里……見たアニメで印象に残ってる役なし
猫目静:井上喜久子天道かすみらんま1/2
小宮砕蔵:檜山修之=ヴィラル&ココ爺(天元突破グレンラガン)、ヴァル(おとぎ銃士赤ずきん)、ウルフイマジン(電王)、変態仮面魔法少女リリカルなのはA's)、ベン・G(デカレンジャー)他
ツッコミ役コウモリ(時々ナレーション):子安武人=キャプテンブラボー(武装錬金)、蘭花さん(桜蘭高校ホスト部)、景麒(十二国記)、シャーク藤代(瀬戸の花嫁)、脳噛ネウロネウロ

檜山さん、相変わらず良い叫びっぷりでした。あとはいずれ出てくるみぞれ(くぎみー)や瑠妃(千葉紗子ドクロちゃん)が気になるところですな。あとくるむの福圓美里は見てないけどブラックキャットでイヴをやって今度ToLOVEるで金色のヤミをやる人らしい。胡夢の声があまりにもおばちゃん声だったんで、イヴやヤミみたいなのとイメージが結びつかなくて驚きましたが……。
萌香さんは基本的にはフェイトというよりはコレットでしたね。裏モカは戦慄、鳥肌ものの格好良さで、ますます水樹奈々に惚れた感じです。当然、OPEDともに既に惚れ込んでますが何か? 全体的には、わりかしイメージからずれることのない声だった印象ですかね。月音のヘタレな感じも良いです。
さて、肝心のアニメの方ですけど……、むむ、なかなか面白いような、結構端折ってて置いてけぼりになるところもあるような……。月ジャン連載で一回分が多分アニメ一話に長すぎ二話に短すぎなんでしょうね……(特に最初の方)。もうちょっとじっくりやって欲しかった場面も幾つかあって、少々残念でした。
まあ、でも基本的にロザリオとバンパイアってモカさんが蹴ればすべてが終わる作りですから、その辺は充分良い感じに出来てると思います。裏モカへの変身が魔法少女の変身みたいなバンク映像扱いなのは予想外でしたが、冷静に考えてみればそれも当然かと。マンガではいつも変身シーンほぼ無いですからねぇ……。そこがアニメと漫画の表現方法の違いなんでしょうかね。
辺り一帯の空と海とを染め上げるほどの禍々しい妖気、そしてどこからとも無く飛来する無数のコウモリ。良い感じに演出されてて、格好良かったです。ただ、まあ一回やれば大体十分かなって気もするんで後はなのはの変身シーンみたいに自然消滅してくれるのを希望。
とりあえず、月ジャンで色気たっぷりハーレム漫画、という原作の特徴は引き出せてると思いますよ。具体的には第一話のパンチラシーンの山。ていうか萌香さんパンチラ多すぎです。第一話でのモカさんの出演シーンの4割〜5割はパンチラシーンだった気がする……のは多分気のせいではない! ……あれ? 原作そこまでしてたっけ? 色がついて目立ってるだけ? 第二話はそもそも胡夢が出てくるっていうだけでお色気要素充分ですから、そこまではなかったですが……。
ていうか、これよく考えたら凄い漫画ですな。清純派、武闘派、巨乳、ロリ、ヤンデレが勢揃いしているわけですから……。
まあ、そんな美少女だらけの中に顔を覗かせるアツさとか、友情とか愛情とか、そういうのが今後じっくり描き出されることを期待しています。
とりあえず、今期じっくり視聴すること決定。とりあえず、チューアニメですね、限りなく擬音語的な意味で。



無理があるとは言われていたけれど

狼と香辛料は前評判がそんなに良くなかったですよね。ウチの知り合いうちでも期待薄な感じでしたし。とりあえず、こちらは第一話のみ視聴。
まあ、実際見てみたらそんな感じでしたかね。とりあえず声優メモ。

賢狼ホロ:小清水亜美高槻やよいアイドルマスター XENOGLOSSIA)、神谷朝霞(スケッチブック)
クラフト・ロレンス:福山潤真っ赤な誓い武装錬金)、カイル・デュナミステイルズオブデスティニー2
クロエ:名塚佳織双海亜美アイドルマスター XENOGLOSSIA)、谷山麻衣(ゴーストハント)、虎金井天々(すもももももも)、白鳥ありす(もえたん

てな感じなので、ホロが「こんばんやよやよ〜」って聞こえてくるんですよ! アイゼノのやよいと声の作り方がほぼ一緒だから……、やばいです。でもって、喋り口調にもう一工夫欲しい。花魁口調ってのが実際にどんなのか、寡聞にしてよく知らないのですが、なんか語尾だけ代えてる感じしかしないんですよね……。ホロの小悪魔っぷりが感じられる口調にもなってないし、これでは賢狼も単なる女の子でしかないかなという感じを受けました。
ロレンスは、うーん、まあ今のところありともなしとも。もうちょっと低く落ち着いてても良いのかなと言う気がしますが、これくらいでもありと言えばありかと。
あとまだ出てきてない人で言えばノーラが中原麻衣(=ティアナ・ランスターStS)、秋月律子XENOGLOSSIA))でしたね。
アニメの方は……、とりあえずホロがそんな感じなので今のところあまり印象良からず。
そもそも、狼と香辛料は地の文が何とも言えない支倉調で良い雰囲気を出しているのが味の小説でしょう。ともすればあっさり流してしまいがちな要素を注意深く拾い集め、繊細な言葉で飾って綺麗に並べたかと思えば、軽い語り口ですこーんと空気を変えたりする。それが狼と香辛料の良さだと思うんですよね。具体的には、第一話で出た場面では馬車馬が女に化けて旅の連れになる云々の話をロレンスが思い出して、雌にしておけば良かったと思うシーンとかですかね。それが全くすっ飛ばされちゃってたので、かなり残念。支倉さんの風景の描写を描ききるほど風景に思いをはせたり、会話の間を大切にしている感じでもなく、狼と香辛料から典型的ラノベ要素に当てはまる部分だけを抜き出してアニメ化した感じですか。これはもっと違うアプローチの方があってると思うんですけどね……。
この調子でいくと、ホロとロレンスのエスプリにとんだ会話も表面的にやるだけになっちゃいそうですし、そうなれば二人の微妙なバランスの上で成り立っている関係なんて描けそうにありませんから……。ただの愉快な旅路では、狼と香辛料は全然面白くないでしょうに……。
OPで期待が膨らんでいたのに、なんだか肩すかしを食らった感じです……。OPとEDは良い出来なのに。
もうちょっと様子見……ですかな。最後まで見ずにやめる可能性も少なからずあり。