夜の底

川端康成は読んでません。
サークルで幻想組曲あと248号にとある人が書いていた小説に書かれてあった表現で、ちょっと頭に残ってたのですが。
今日の帰り道、ふと空を見上げたら真っ黒な夜が広がっていて、北白川へ向けて今出川通りを登っていくのは夜の底を泳いでいくような気持ちになったのです。
今まで「夜の底が白くなった。」という一文は知ってましたが、具体的なイメージとして認知できた試しはなかった。なんでだろうなぁ。夜に自転車に乗ることは多くても、前しか見てなかったからかも知れないですね。
急ぎすぎると大切なものを見過ごしてしまうものなのかも。
ついでに言うと本当に大切なものは目に見えないんですっけ、確か。
まあいい。少し、のんびり、心持ちだけでものんびり行くように心がけようか。今までは確かにちょっと急ぎすぎてる感はあった。

最近、ルネが閉まってから良くだべるだべる。
水曜日だと言うことを忘れてしまうと言うのが一点。
ルネの前の地面に溜まっているという謎の状況が一点。
ツッコミどころ満載ですな、これは。
さらっと帰るのはきっと一つの姿勢として正しいのだろうけれども……。
面白いもの見たさでついつい居残ってしまう私です。
やっぱり、私は案外腹黒いのかもしれない。