ツンで後悔

「べ,別にあんたの事なんて誰も気にしてないわよ!」
「……はあ,なんであんなコト言っちゃったのかな,私.アイツの前だとついついムキになっちゃうのよね」
そんなツンデレキャラの後悔とは一切関係ないです.

午前中,古本市場10時開店を11時と勘違いして,朝から11時前まで伊坂さんのグラスホッパーを読んでました.帰省の途上からぼちぼち読んでいる,「殺し屋」小説.
買ったのは夏休み開始前なのに,何となく積んでいて,今まで読めていなかったのです.
何故こんな面白い小説を積んでいたんだ!?
積みがちなよしけむはよく思うことなのですが,積ん読は本当に色々損失ですね.
人を押して車に轢かせることで殺す「押し屋」,伊坂小説には付きものの少し不思議な力を持つ自殺させ屋の「鯨」,そして殺すことを日常と感じているナイフ使いの「蝉」.この三人の殺し屋と,妻を殺されたことの復讐を遂げようとする鈴木の様々な思惑が交錯する,伊坂小説「らしさ」全開の小説でした.
何げに伊坂小説を読むのはちょっと久しぶり.というか最近若干活字からも離れ気味で……;
けれど,やっぱり本は良い! そう思い直さざるを得ないおもしろさでしたね.
ラストへ向けて様々な蒔いた種を刈り取っていく様子.それらは,例えば半狂乱になっての叫びであったり,独白であったり,全てを読んでいる読者にしかその全容が伝わらなく,登場人物達は半ば納得できないままになる.それもある種伊坂文学の醍醐味ではないでしょうか.まさに,神様のレシピ.全ての出来事は神様のレシピに書かれているんです.神のみぞ知ると言うわけです.
終盤に掛けてをもう一度読み直そうかな,とか思う.いや,もう近日中に読み直したくなる,そんなおもしろさでした.
はー,尊敬します.

午後からは,基本的にダンジョンに潜りっぱなしです.
ポケモン不思議のダンジョン,時の探検隊.
キャラ選びに30分ほど掛けましたよ.ええ.チコリータになるためならば「おんなのこ」を選択することも厭わないんです!
チコリータヒノアラシフシギダネ,エネコ辺りを狙ってましたからね.本来ならヒノアラシがベストだったんですが,色々やっても結局ヒノは出ないから,やむを得ずチコリータで手を打ちました.「めざパ+はっぱカッター」で暴れまくってます.
今からも晩にかけてまだまだやりますよー.