そんな感じで今日も宇宙は偶数に溢れている!

唯一絶対の存在でない限り「それ」と同じモノというのは存在している。
自分と同じ人間はいない、私は私で唯一の存在なんだ! という主張があったとしても、分類の基準を例えば「人間」まで引き上げてやれば、人間が一人、二人...と「同じ」存在として括れるわけで……、まあ物質的に全く同じ存在なんて無いわけだから、そういう感じでの「同じ」ということを考える。
同じモノが幾つか存在している時、カップリングを考えることが出来る。そのモノが一体いくつ存在しているのかは知らないけれど、無限に存在しているとしたら全てを2つで1組の組に分けられるわけで、まあ確率1/2で割り切れるんだから別に二つ一組に分けきれると断言しても早々間違いじゃない。
つまり同じモノが存在するって事は、偶数になれるってことなわけである。勿論奇数にだって慣れるけど、奇数になら唯一の存在でだってなれる。
偶数になれるってことは、奇数にしかなれないと言うこととは随分違う。
偶数っていいなあ。そんなことを考える。
ともあれ、宇宙に存在している様々な元素、その存在量は実は原子番号と大きな関係がある。水素がべらぼうに多いという点に目をつぶれば、世の中の元素は実に偶数に溢れている。炭素は6、窒素は7、酸素は8。実に酸素や炭素は窒素の十倍近く存在している。9番のフッ素に至っては酸素の10万分の1くらいしか存在していないくせに、次の10番ネオンはフッ素の実に1万倍存在している。
聖書によると世界の始まりは光だったのかもしれなくて、その次に神は大地を作ったのかもしれない。けれど、そんなどーでもいい話はともかく物質のことを見てみれば、はじめに陽子があった。陽子と陽子は核融合をしてヘリウムになった。水素がぶつかっていく核融合よりヘリウムがぶつかっていく核融合の方が圧倒的に起きやすいため、後の物質はヘリウムが他の物質に核融合していって生成されたモノが多いわけだ。
ヘリウムの原子番号は2。例えばヘリウムとヘリウムがぶつかって4番のベリリウムに、ベリリウムとヘリウムがぶつかって炭素に、以下略。
偶数に、偶数を足したって、偶数。絶対奇数にはならない。だから偶数の物質は沢山出来た。
そんな感じで、宇宙は今日も偶数に満ちあふれている。

そんなことを、授業で習ったわけです。天文学概論の授業は毎回面白いので好きです。
午後は生物学実習で吉田山にてアリ採り。隣の班は何百匹もとっていましたがうちの班は経済的に合計30匹未満。
なんでそんなに差が出たのかはよく分かりませんが、多分エサの蜂蜜の振る舞い方が決め手だったのではないかと思われます。
良く晴れた日で、吉田山ハイクはどうにも暑かった……、というか吉田山より京大構内を歩いている間が暑かったのですがね。いい加減、アスファルトで灼熱地獄を作るのはやめた方が良いと思うわけですよ。夏場熱くならない舗装材料を開発したら(しかもそれが実用性十分でコストパフォーマンスも良かったら)、ノーベル地球賞とか貰えそうな気がします。そんなの無いけど。
とにかく、梅雨入りとか大嘘な勢いでハレ晴レユカイな世の中はいい加減熱くなってきたという話。
雨は雨で嫌ですが、そろそろ一雨来て欲しい感じです。
とか言っていたら明日から雨らしい。うーむ……、なんか複雑。

誰が書いたんだ?
どこの温暖化防止論者が書いたのかは知らないけれど、構内の掲示板にでーんと貼られた紙。他にも北部構内の柵にも張られていたのですが……。
言いたいことは分からないでもないが、伝え方を間違えると悪ふざけにしか聞こえないと言う良い例。本当にクーラーを禁止する重要な理由があるのかもしれないけれど、その理由の存在すらかき消してしまいかねない感じ。
理屈をグダグダこねたってみんなが耳を貸すわけはないのですが……、世の中は難しい。
とりあえず、大学の校舎というのは割と窓を閉め切る前提で作っているところが多いので、エアコンがないというのはあり得ない話だと思います。
この貼り主、もっと主張を分かり易く書かないと本当に誰にも伝わらないですよ……。

帰り道、大黒屋の前でカスタードデニッシュなるものを食べました。140円となかなかイイ値段ではあったのですが、冷たくて美味でした♪
パンの駕籠なるパン屋さんの出張販売だったようですが、ほんのり温かいデニッシュシューの中に冷たいカスタードクリームが詰まっていて、全体としてはしっとり(デニッシュなのにしっとり、けれども違和感はない)していて、これからの季節とても楽しめそうな感じのお菓子(パン?)でした。
ついでに牛乳消費計画の一環としてフルーチェを買ってきたり、ボールでプリンを作ろうかと思ったり、色々考え中。
夏が来たら来たで色々と楽しみ方は、ある。

追記:
NFの展示に関する説明会に行ってきたのだけれどマニュアル(生協で無償配布)に書かれてることしか話されない上、自分が関係ある屋内展示に関わることは全体の2割ほどだけ、その上現段階では特に質問もなかったので、行く必要はなかったかもしれない。ていうか無かった。
まあ、名称未定のNF担当である事を自覚して確実に仕事をこなしていこうと思う。
んで、自分が指揮権を握っている以上は(検閲)。まあ、別に変なことをするつもりはないけれど、去年より色々面白いことを催せるかも。
帰りに中央食堂の夜メニューで晩飯を済ませてきた。
牛筍炒めと麦とろ納豆ご飯。Sを頼んだらMが出てきたからちょっとショックだったけど、まあ全体として不満はない。炒めもそこそこ美味しかったし(北部には負けるけどね)。