風の聖痕

とりあえず第2話まで。なぜか月曜朝一でアニメを見ていたりするyoshikemです。
風の聖痕は原作が結構好きで(基本的に風を武器にするのが好みで仕方が無かったりして)、アニメ化の報を聞いておぉう、と期待してはいたのですが……。
第2話までを見た感じでは今ひとつかなぁ、とも。
戦闘シーンが意外と不服なのです。
第2話では和麻と厳馬の戦いという、第一巻相当部分でのある種山場的戦闘があるんですが、その戦闘がエフェクト的にも今ひとつでしたので、これはこれからの戦闘シーンにもあまり期待はできないなぁとがっかりしている次第であります。
風の刃に関してはまあ、まあ、納得がいくのですが、今回の厳馬戦で和麻が使った戦法って言うのは圧倒的な精霊の物量でもって厳馬の蒼炎を押しつぶすという物量戦じゃないですか。となると、そのまま描写……、要するにアニメでやられたようにただ強い風で炎を押し流すだけだけではどうにもしょぼく見えてしまうのは必然でありまして。
しかも厳馬を吹き飛ばすでもなく、ただ炎を吹き飛ばしただけで厳馬はその場にどさりと崩れ落ちる。
それで大怪我するの?
と問いかけたいほど。和麻が救急車を呼んだことが浮きかねない勢いです。
もっと精霊同士の多少のせめぎあいの末に炎が負けるとか、あるいは厳馬を風が撫でていくときに無数の打撃が加えられるとか、エフェクトのかけ方はいくらでもあっただろうに……。

他にも、どうも和麻のひょうきんさが欠けている気がしてならないのです。
小野大輔さんの演技、ハルヒでの古泉君役では申し分ないはまり方をしていましたが、八神和麻にはまっているかといえば、ちょっと疑問符がつきますね。
厳馬戦(にまた話が戻りますが)でも、原作では蒼炎を出して本気を見せる厳馬に対して、和麻はその前からすでに風の精霊を集めていたはずなのですが、まずこの点がなくなっている。これで厳馬おじさまの実力が一気に下がってしまった感が……。
第二に、「だからちょっとだけ本気だしちゃう」というからかうような調子のところが削られてしまった。あくまでヘラヘラと勝たなければならないのですよ、和麻は。なのになのに、ちょっと切羽詰って本気を出したような演出にされてしまって……。
煉とのやり取りの中でも、やっぱりひょうきんさが欠けてますよね。声がずっと低いままって、今ひとつ「可愛い」弟にしてやられた感が出し切れていない気がします。うぅむ。

そうそう、それで、一番気になった点。
コントラクターのこと、OP冒頭でもろネタばれしちゃってるから、第2話で和麻がはぐらかしてる意味がない!
まあ、そんなところが気になったりしたのです。
……、うわっ、学校に遅れるっ!