続・びよりすとの呟き

成果は努力を裏切らない。悪い意味では特に。
練習してないことを出来るようになる、というマジカル現象が起きることは決してありません。特に楽器の場合は。
ま、今日は1年生のとある子の練習を見ていて、ちょっと泣かせてしまったのです。あ、男なので罪悪感はまるで無いです。別に厳しくしたつもりもないし、多分なんかの弾みで涙腺が緩んだんでしょう。そういうことってあるし。
僕は他人の練習に関しては厳しくすることはないですよ。基本的に「大体」出来ていれば良いと考える人ですから。そう言う意味で、今日僕が言ったことも、例えば一つ上の代のチェロのK先輩なんかと比較すればむしろ相当優しいくらいで、飴鞭の飴といってもまんざらではないくらいかと思うんですが。
閑話休題
適当(適度)な練習をきちんとすれば、よほどのことでない限り出来ると思うんですね。まあ、無理なこともあるのはあるんですが。
というわけで、彼はまだまだ頑張る「しろ」があるのかなぁ、と思ったり。

とはいえ、ウチの部は無茶ばっかりしてる、と思うのもまた一つの意見でありまして。
例年より曲の練習が逼迫した状況になっていて、本当に大丈夫なのか心配な面もあります(勿論僕が参加する曲もあるので、他人事ではありませんが)。
今年はドボ8という交響曲をやりますし、序曲はモーツァルトだし、協奏曲はシベコンだし、重いんですよね、とにかく。
交響曲は常識的に考えて一年生がやるのはかなり厳しい曲ですし、二年でもどうかという難度でしょう。モーツァルトは綺麗に合わせるのが難しいから絶対やらん、って僕が一年生の時に先生から聞いたくらいですし(でも今年二年生中心シフトでやる)。シベコンも重いですからね。
シベコンか交響曲か、二つをやるのに無理があるような気がしますね。
例年少々むちゃなプログラムをギリギリの綱渡りでこなしてきた朝日高校管弦楽団ですけど、今年はその綱がテグス並みの細さに思えて仕方がありません。
身の丈に合わない、んでしょうか……。
OBとして、出来る限りのサポートはしたいと思っているんですがね。