不忠。良い意味で不忠。

小説のアニメ化は、割とアニメのクオリティが気になります。ハルヒなんて本当に良い例だと思います。小説の細部を如何にアニメに書き込むかもさることながら、アニメ自体の質に先ず目がいく。なぜなら、同じ場面を比較しようにも絵と字では直接的な比較は出来ないから。
一方でマンガのアニメ化というのはアニメ自体のクオリティよりも、もともとの絵をどうアニメ化するのかが気になったりする気がします。
動きが甘い、とか、構図が変わっている、とか、原作マンガが持っている良さを殺していないかが割とポイントとなるでしょう。
てことで気になっているのが、すもももももものだめカンタービレの質。
のだめカンタービレはしょっちゅう酷評しています通り、yoshikem的には不出来な感じがぬぐえません。重要シーンをカットしているとか、ストーリーを無理矢理圧縮しているとか、静止画が多いとか、CGの楽器がキモいとか。
特に最初の方ではストーリーの妙な圧縮が気になってました。第一話の千秋の心理の変遷シーンとか、Sオケに関してさくらちゃんが父親に直訴するシーンとか、そこをカットして良いのかと気になる圧縮。
のだめカンタービレは原作が割と濃いマンガだから、もっと時間を使ってきっちり描いても(例えば一つの話を二週にわけるとか)、良いと思うんですよ。
一方で、最近見ているすももももももは原作に無い話なんかも追加しているという、ストーリー展開。
特に巳屋本いろは関係で多い気がする……、とかいうのはおいといて。勿論一部削られて圧縮された部分もあるんですが(日体大五郎の暴走とか)、全体的にはストーリーのかさを増やしてますよね、多分。まだ第八話までしか見てないですけど。
足し方も割とストーリーに忠実で無理なく足してますし、良い感じに思えます。

以上二点を見ると、のだめは悪い意味で原作に不忠実で、すももは良い意味で原作に不忠実なのかな〜、と思ったり。
武装錬金の後半もちょっと悪い意味で不忠実かな〜と思ったり。
まあ、yoshikemが勝手に思っているだけのことです。