エモーショナル・ハウル

鋼殻のレギオスの第5巻、応援している大好きなシリーズです。キャラが魅力的なんですよね。
今回は……、とりあえず扉絵からまず笑いが……。なにやらピューラー(皮むき器)*1を取り合っているフェリとニーナ……って、どういう状況ですか? 二人とも料理が駄目で……、となると……、まあ読めば分かることなんですけど。
レイフォンを巡る恋愛模様の混乱はますます広がっていっているようですね。んでもって当の本人は鈍感と。王道だな〜。
なんて話はその辺にしまして、今回は合宿と秘密の判明と動き出す歯車が主な話でした。
まずは合宿その他でナルキとメイシェンにレイフォンの素性や(真の)実力が二人に知れるという点。でもこの半年間で彼女たちとレイフォンは既に確固たる信頼が出来上がって居るんですよね。あまり心配は無かったんですが、そこでトラブルが起きて……。
ツェルニが暴走したり廃貴族のことが少しずつ明かされたり、最初の方から仄めかされている「何故かグレンダンは汚染獣のいる辺りばかりを通る」という謎が明らかになったりします。
そしてリーリンは遂にツェルニへ向けて旅立つ。……って、あれ、そう言うことはもうグレンダン編が終わりじゃん。シノーラがもうでてこないってこと!? 残念無念。めちゃめちゃ良いキャラだったのに。
今回の終わり方は次巻がめちゃめちゃ気になる終わり方なのです。次は五月だとか。待ちきれないですよ。

そう言えばなんだか絵師の深遊さんの絵が今回えらくマンガみたいな構図(というのは勿論良い意味で)だった気がします。
と思って後書きを眺めていると、これコミック化されるんですね、深遊さん直々に。道理で。

余談ですが厚物の後の富士見ファンタジア文庫って軽い。

*1:余談ですがイラストのピーラーと文章中のピーラーってタイプが違いますよね。雨木さんが書いてるのは丸いタイプですから、ある種の誤植?僕に馴染みがあるのはイラストのタイプですが。