銀閣寺、雪景

ほんのり雪化粧の銀閣寺
本当は慈照寺というのは分かってます。けどまあいいじゃないですか。今日は雪化粧で白銀の、文字通り銀閣寺になっていたわけですから。
実は雪が十二時頃にピタリと止んでしまいましてね、その後は雨気味に太陽が出たり入ったりしてるものですから焦って十二時半頃に慈照寺の方へと出かけてきました。
慈照寺はウチから自転車で三分、多分走っても十分かからないような近さでして、雪が解けてびしょぬれの道を自転車で回想してきました。溶解熱でGUNGUN熱が奪われてるのでめちゃくちゃ寒かったです。
道行く途中の建物にはまだ辛うじて雪が残ってましたし、雪化粧が解けてなければいいなという期待を胸に行きました。道中かなり焦ってました。なんせ彼方此方から雪が溶けた水がぼたぼたと落ちる音が聞こえてまして、むしろうるさいくらいだったんで。
地面にも雪化粧が残ってました
予想はしてましたけど、雪の所為か参拝客がかなり多かったですね。日曜ですしね。修学旅行で学校が一つか二つ来てるくらいの人出でした。
そんな中気になる銀閣の方は、まだ雪化粧を落としてませんでした♪
銀閣の上に、薄くかかった雲の後ろに太陽の輪郭が見える様はなかなか乙なものでしたよ。午前中に雪が降ってる間に行っても良かったかなとちょっと後悔です。
境内にも結構雪が残ってまして、折しも降り出した雨に打たれて徐々に消えていってはいましたが、雪景の銀閣はなかなか良いものでした。
白銀の銀閣
白銀の銀閣は白雲を借景している、なんてちょっと恰好付けて言ってみます。
雪を被って屋根が白くなった銀閣とその背後の白く塗り込められた冬の空、境界線が非常に曖昧で、どこまでが屋根でどこからが空なのか分からなくなるんです。
銀閣の寂とした雰囲気がどこまでも広がっていく感じがして、とっても心を打たれました。
雨は降るわ風は吹くわえらい天気だったんですが、なかなか良い参拝でしたよ。
木々に積もった雪が突風でバラバラと落ちてきてさながらダイヤモンドダスト、みたいな場面も見られましたし。
そう言えば京都人始めて9ヶ月、初めて京都の観光名所に行った気が……。今年はちょっとお寺さんを回るのもありだなぁ、と改めて自分の現状を認識しました。