2006-09-22 訪れしもの 日記 コンコン、 人のそれというにはあまりにも頼りないノックの音が聞こえた。 誰か。こんな時間に訪ねてくるアテはないが……、よもや妖の類か? 戸を開けてみればそこにいたのは、勿論妖怪等ではなく、一匹の猫でした。 白と黒のツートンカラー。首輪の鈴がチリンと鳴った。 さてはソーセージを焼いているにおいにでも惹かれたか。 猫は嫌いではないが好きでもない。 変に懐かれても欝陶しいので無視を決め込むのでした。