中四国地区感想

改めて、ディベート甲子園中四国地区の感想でも。
僕は結局中学2試合と高校3試合を見せて貰いました(うち高校1試合は純観戦)。
結果としては、連盟のHPにもある通り、操山が中学高校共に優勝、徳島文理が中学高校共に準優勝、という綺麗な結果。
四国勢についてはよく知らなかったんですが、徳島文理は試合を観た限りでは結構良い線を行っている感じがしました。
相手の議論を理解した上で反駁する姿勢が見受けられたし(当たり前のことだけど、相手の議論を否定することばかりに捕らわれすぎる人が多いのは事実)。
高校は他にも3位のND清心、4位の島根開星が全国行きの切符を手にしたわけですね。
まあ、出るべきところが出てると言う感じのようです。
去年の朝日みたく突如出てきて優勝というスーパーノヴァな所はなかったようで。

試合を観ての感想は、中学生にしても、高校生にしても、まだまだここから鍛えなきゃまずいんじゃないの?というのが一番正直な感想。
特に第二反駁。
自分が担当していたステージだから見方が厳しくなっているというのはあるかもしれないのですが、でも第二反駁が反駁に終始していてはダメでしょう
第二反駁というステージは、自分たちの議論を総括するステージな訳でしょう。
となると、第二反駁の人はある程度祭反駁をしたらば、それこそ持ち時間の半分程度を割いて自分たちの議論と相手の議論のどちらが優れているのかを徹底的に審判にアピールすべきなんです。
そのアピール次第で試合は意外とどうにでもひっくり返りますから。
逆に、第二反駁が反駁に終始してしまうと審判としてはメリットとデメリットを自分の価値基準で比較しなければなりませんから、それって凄くやばいことですよ。
具体的に言うと女性のジャッジさんは経済デメリットを重く見る傾向が若干あったりとか。
ジャッジの持っている知識にもよりますしねぇ。自分で判断しなきゃならないなら持てる知識を総動員する必要が出てきますし。
なので第二反駁は時には再反駁を敢えて捨てると言う選択も必要なんです。
最終的に価値を比較してメリットがデメリットに上回る(或いは逆)にすればいいんですからね。
と言うわけでもっと論点を絞って欲しかったかなぁと思いましたね。

色々気になった点があったんでこれから暫くディベートについて書いていこうかなぁとか思ってるyoshikemでした。
因みに、技術は何とかなると思うんです。
僕が去年第二反駁になったのって地区大会の1週間前で、それまでは第二は愚か反駁の経験さえなかったんですからw。