サムデイ・イン・ザ・レイン

火曜の朝は涼宮ハルヒの憂鬱を見て、一限の線形代数は自主休講。
これで全てが丸く収まるから世の中って上手くできてる。
月曜26時だから、火曜に今日と言っても差し支えないわけで、今日のハルヒは団内での人間関係にクローズアップした話、と言ったところでしょうか。
もっと言うとキョンと周りの人々との人間関係か。
先週に次週予告を見たときは、来週は一体何をやるのかと思っていたものなのですが……。
個人的には最後の方でのキョンに対するハルヒの態度にやられますね。
寝ているキョンを見ていたのか、目覚めたキョンに対して「おわっ……、ぁ……、んぇ……」って、可愛すぎますよ、団長様。って、な〜んで絵なんか描いてるんだろうなぁ……。
所謂ツンデレというかなんというか、そこでアッカンベーをしたら完璧じゃないかとつっこみたくなると言うか。
まー、この演出をするには雨が必要ですわな。
ところで、この「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメシリーズ、全体的になかなか面白い工夫を張り巡らしておるのですな。
まず、話を順番通りに放映していない。
今回の「サムデイ・イン・ザ・レイン」は中身としては第14話らしいですね。
そして、次週予告ではハルヒが実際の、話の内容としての話数を述べ、キョンが正しい放送回数でもって訂正するという形をとっている。
これは、ハルヒの少々型はずれでも自分が正しいと思ったことを貫き通すと言う姿勢と、やはりSOS団の中では常識人であるキョンの立場を象徴的に表しているような気がしますね。
さらには、今回の「サムデイ・イン・ザ・レイン」では次週予告も使って話を構成しちゃってました。
先週の予告で「お疲れ様、キョン」とハルヒが呟いてるんですよ、こっそり、めっちゃ優しげに。
それでもって、今週の最後ではキョンは「いたわりの言葉も無しか、この団長様は……、」とぼやいて、話の中ではハルヒは結局キョンをねぎらわないんですね。
本心では感謝してるというツンデレぶりを次週予告を用いて表現してるという、なんとも変わった趣向で、いいですね。