ネタバレOPはありやなしや

アニメのOPが,ストーリーを最後まで終えてみると壮絶なネタバレだった,というのはよくある話です.
例えば今年の作品でいくなら,まどか☆マギカや,Steins;Gateなどが代表格でしょうか.
まどマギのコネクトは,最後まで追ってみるとほむほむ視点で壮絶なネタバレだなぁと思わずにはいられないし,シュタゲもHacking to the Gate, スカイクラッド,A.R.いずれも終わってみればストーリーの重要なポイントを押さえまくったネタバレ曲.
ネタバレを恐れないツボのつきようだからこそ,作品を堪能した人間にとっては共感をたっぷりと覚えることのできる「神曲」となるわけですね.
それはそれとして,ネタバレOPというのは存在しうるのでしょうか.という小さな疑問.
意外と,ですね.
ネタバレOPというのはすべての種を知っているからこそネタバレになるだけであって,単にストーリーを追いながらリアルタイムで視聴しているだけだと,深読みしてうまい具合に読みが当たった時だけネタバレに到達できるかも,とかそういうレベルだったりすることは多いんじゃないでしょうかね.
今期のアニメで言ってもですね,例えば未来日記のOPなんてすごいネタバレですよ.
具体的にどこが,というのは今は置いておくとして,原作を最後まで呼んでみた人間から見ると,あのとてもかっこいいOPは凄絶なネタバレですよ.
だけど,多分意識して「ネタバレじゃねえかこれ」となるアニメ組はいないんじゃないかなと思います.
結局ネタバレ要素は,本筋とリンクして初めてネタバレとなるわけであって,本編内容を知らない以上ネタバレとなるのは難しいよなというお話.
推理モノの序盤で「犯人はヤス」みたいにいきなり明示されちゃうのと,ネタバレ要素があるOPとは違いますよね,とただそんなくだらないことをふっと思っただけのお話でした.
さて.今年も残すところあと2日.