阪神楽天三回戦

甲子園
とあるスジでチケットが手に入りまして、聖地に行って参りました。後輩の虎党と。
が、
負けたー!
しかも打てんコールド、もとい、雨天コールドですよ。
残念至極。悔しいのう。悔しいのう。
でも、この悔しさは今シーズン序盤に感じていた「なんでやねん!」とは少し違うんですよね。
ただ負けたことが悔しい。けど、シーズン144勝が有り得ない以上、今日みたいな負けは何十かは覚悟しなきゃならなくて、乗り越えていかなきゃならない。
そういう負けに思えました。
城島ー金本問題で阪神が暗黒を激走していた5月に、Twitter上で「若手使って結果が出なきゃ負けでも納得する」派と、「納得出来る負けってなんじゃい!」派が少し議論をしている時期がありました。
僕は、納得出来る負けもある派でした。
たとえば今日みたいに、決勝点が松井稼頭央のHRなんて、なんか事故みたいに入って、再三攻めたけど敵の方が一枚上手。なーんか追いつけない。
敵がよくやった、と感服しちゃう試合。ありますやん。その対局が守れない人をスタメンに置いて自滅していくパターンですけど。
今日の試合は、勝ちに行って負けたんやからしゃーないんちゃう? と納得出来る試合ではありました。
強いて勝負の分かれ目を言うなら、星野監督はコールドを見越して異常に速い継投で阪神打線を翻弄していった。一方の真弓は、あくまで九回勝負の采配を貫いた。
具体的には四回裏の阪神の攻撃。ランナーを三塁に置いて打者能見。ここでしょう。
もしも、ここでコールドを見越して代打を出していたら、あるいは雨に笑っていたのはタイガースだったかもしれない。
でも、我らが阪神タイガースはエースを立てた試合、エースを勝たせることを取った。調子も万全ではなかったし、球数もそこそ投げてたけれども。
僕はこの一手は間違いではないと思う。セ・リーグのチームとしては、あそこで能見を立てていくのは、ありでしょう。
結果的には雨でコールドだった。その点では、星野さんの天気を読む力が勝ったわけですが、仮に九回まで天気がもったらしんどいのは楽天だった。
そのことを考えると、今後セ・リーグの試合で何度か打席に立つ能見には多少の打撃は期待してもいいかな、ということで、能見に期待しつつ九回勝負を見据えるのはナシではないよね。
まあ、それでも結果的には星野さんが一枚上手だったと、勝敗が物語っているわけだが。
あとは、打線がもーちょっと頑張って欲しかったかなー。終わってみれば再三チャンテの合唱しておきながら、点が入ったのはマートン3塁打から平野の一振りだけ。
最近の阪神は守りがしっかりしてきてるので、ここらで新井さん、ブラッズあたりが復調してきてくれると、一気に借金返済も見えてくると思うんだが。
TLではマートン四番説も出てるけど、僕は新井さんにもーすこし期待してもいいかなと思ってます。チャンスに弱いから、ほんとはもっとしっかりした誰かの前後で打たせてあげられれば……とは思うんですが。全盛期の金本の前とかね。しかし、今は新井さん以上の人もおらんでなぁ……。3年を目処に二軍から誰かを育て上げるしかないんかいね。今の一軍〜一軍半クラスにも四番タイプはおらんしのう……。強いて言うならいすけがもうちょいいければ。いや、レフトの守備がそこそこなのに目を瞑って起用していけばいすけは四番任せられんことも無いと思うんですけどね。


さて。
今日はとりあえず見所としてはマートン三塁打でしたね。
球場が一体となって(レフスタ一部を除く)盛り上がりましたよ、あの場面は。
最高の場面で雨天中断しましたけれど……でもそのあと平野がきちんとタイムリー打ちましたし。
やっぱりあそこできちっと追いつくまでいかなかったのと、次の4回俊介、5回のクリンナップが仕事出来なかったのは、痛かった。
とはいえブラゼルもHR性の惜しい辺りが2本出たり、関本藤井の連打なんていう出方もあった。
明日へ繋がる要素は出てきてると思う。あとは水を差す変なスタメンとかしなけりゃ、ぼちぼちと借金返していけるんじゃないのかな。
明日の試合も楽しみだ。まあ昼スタンという怖い補正がありますが。