管弦楽部の軌跡〜第8回定期演奏会春うららの音楽会

関係者各位はお疲れ様でした!
ご来場の皆様、ありがとうございました!
そして何よりも高校生部員ズ、GJでした!
と、いうわけで、第8回定期演奏会が無事終了しました。


アイツらの世代が卒部かぁ……。今年卒部した世代は僕がステマネやってた年の1年の子達ですねぇ……いやー、時間が経つの早いわぁ。
観客動員も1950席に対して2000人以上入場すると言う算数の狂った大盛況、おかげで客席整理スタッフがマジで涙目。てかよしけむ涙目。
退館までの流れも非常にスムーズで、文句なしの大成功だったと思います。


当日の動きに関しては小さなトラブルは各所で有りましたが、大きな問題はなく、タイムテーブル自体も5分押し開演で普通にこなせていました。
少しだけ、個人的に反省しておきたい点が2箇所。
1箇所は、開演間際になってお手洗いに行かれるご老人をスルーしてしまったこと。開演後は休憩時間まで入場不可ということを予め確認しておけばよかったと至極反省です。アナウンスはしていたはずですけれども、入場不可をご存じなかったらしく、二部を丸々フイにさせてしまったのは、ドア付近にいた僕にも少し責任があります……。うちの場合はやむなく出るのはともかく演奏中の入場は演奏の妨げになるから厳禁、というルールでやっていますからね。そのあたり、次回のちょこっと講座に盛り込めたらいいなぁと思いつつ、そのコーナーは亡くなりました。ちゃんちゃん。
もう1箇所。開演前にちょっとしたミスをして、周りを割と慌てさせちゃったスタッフがいました。気の小さい子だから多分あれはしばらく尾を引くんだろうなぁ……。終演後に少し話をする機会があったのですが、終演で力が抜けて頭も回ってなかったので「あんまり気にするなよ」的なことしか言えませんでした。もうちょっと気の効いたことを言ってあげればよかったと至極反省する次第。
僕なんかは年によっては総括の仕事なんかも任されてて、今年は会場内でお客様対応、色々なポジションで仕事をしてきているのですが、その時々毎回に周りのスタッフにいろんなことを暴投寸前で投げまくっているわけです。些細なミスから大きめのミスまで一杯やってるよ! 累積迷惑で僕を超える人はOBにはいないんじゃないかな!?(威張るな)
でも、その分色々な貢献もしていると自負していたりします。してる……よね、多分。
迷惑を掛けることもあれば、他人の失敗をカバーすることもある。トータルでプラスにできてればいいんじゃないですかね。
「だからこれからもよろしくね」とでも言えてればなぁ……。うああああああああああああ。自分の、そういうとっさの対応のヘタさ加減にウンザリですよ。
その子は決してこのブログなんて見てないんだろうけれども、思いだけは書いておこうかなと。



さて。
僕の場合は昨年の定期演奏会中には絶好調でフランス〜スペインあたりをふらふらしておりました故に不参加で、一回分ブランクの空いた、実に二年ぶりの定期演奏会だったのですが。
自分が現役の頃から思っていたことではあるのですが、やはり1,2年生が中心の短い時間スパンでしか活動出来ない管弦楽部は、毎年のように色が変わりますね。さながらカメレオンのごとく。
僕らのいた頃にはとても考えられなかったようなことが、良い面でも悪い面でも、あるいは改善でも堕落でも無い純然とした変化という形でも見られるような気がします。
特に今年はOB間では当初から話題になっていたマーチング、みたいななにか。曲名「シカゴ」。あれがびっくりするほかなくて……、なんと申しましたものやら。
三年前くらいからスターウォーズのテーマ曲をパフォーマンス付きで演奏しているわけですが……、まあ、僕はパフォーマンスには割と冷めている人間なんです。
僕は一応第2回から8回まで、7回以外見てきてるわけですが……、特に自分が高校生だったころの選曲が

1年次:春の声(シュトラウス)、キャンディード序曲(バーンスタイン)、ヴァイオリン協奏曲(ブルッフ)、オーケストラストーリーズとなりのトトロ
2年次:ローマの謝肉祭(ベルリオーズ)、チェロ協奏曲(ショスタコーヴィチ)、カルメンビゼー)、祝典序曲(ショスタコーヴィチ
3年次:セヴィリアの理髪師ロッシーニ)、ピアノ協奏曲(チャイコフスキー)、白鳥の湖チャイコフスキー

こんな感じで、オーケストラ立ち上げ直後の黎明期から年々クラシック指向に進んで行ってどうにか土台ができてきたかな、という時代だったんですよね。
だからこそ、クラシック曲をきちっと仕上げることにあこがれがあるし、この翌年についにドヴォルザーク交響曲第8番を演奏したときには、羨望と嫉妬を抱かざるを得なかった。
思えば後輩世代とその手の話をしたことはあんまりなかったのですが、僕らのひとつ上の代の先輩たちとはよく「交響曲できたらいいですよねー」というような話をしていたような記憶はある。
とにかく正統派オーケストラでカッコいいことをやりたいっていうのが、僕の基本指針だった。
音楽の難しいことはあんまりよくわからなくて、弾くのでイッパイイッパイ、事務方の作業なんかも入ってきて日々がにっちもさっちも行かないままにぐるぐるぐるぐると自転車操業していたのが現実ですが、ぶれずに最後まで完走出来たのはやっぱりそういう屋台骨を持っていたからだと思う。
当時やってた映画音楽、パイレーツオブカリビアンオペラ座の怪人なんかは、あれはあれで楽しかったですけどね。
まあ、そんな僕ですので、あのパフォーマンスは最初見たときには「は?」となりました。どこにそんなことする余裕があるのかサッパリ理解できないとか、そんな感じ。
でも、連中が楽しそうにやってるのを見たら、そんなのもたまにはありなのかなぁと思ったような思わないような。
あくまで来年はこういうの無しを希望しますけどね☆



今年は教育実習は無いので(当たり前だけど)、次に来るのは夏休みですかね?
また来年も、良い演奏会ができますよう!
新しい管弦楽部の姿を楽しみにしています。