今日は祓陰(はらういん)ですね!

扉に飾られた秋刀魚
祓陰
はらいん。転じてはろういん、ハロウィンとも。
日本に伝わる裏二十四節気の一つであり、多くの年で10月30日がこれに該当する。欧米に伝わるハロウィンは中国王朝を経由してマルコ=ポーロにより西欧に伝えられた祓陰が変化した物とも言われている。
書いて字のごとく陰の気を祓う為、この時期に旬を向かえる秋刀魚を陽の気の代表として食する。また、祓った陰の気が再び家の中に入らないように食した後の秋刀魚の骨を玄関に飾る風習を持つ地域も存在する。
しかし、秋刀魚が広く一般家庭の食卓に顔を出すようになったのは江戸時代後期といわれており、それ以前の祓陰の行われ方については確かな記録が残っておらず謎に包まれている。だが、秋刀魚の有無に限らず古くから祓陰の文化があったことは古今和歌集にも詠まれていることから確かなようである。
なお、江戸時代にはこの日のみは貴賤を問わない無礼講であり武家から農民まで平等に法被を着て身分のわからない状態で陰を祓うという文化が広がり、「法被祓陰(はっぴはろうぃん)」と言っては人々が街中を渡り歩いたという。
この風習が爆発的に広まったのは徳川幕府の時代であったが、風習自体は既に安土桃山時代からあったようで、千々石ミゲル天正遣欧少年使節団が法被を着ながらハロウィンパーティを楽しむ様子が描かれた油絵がローマ市の某美術館に展示されていたが、豊臣秀吉バテレン禁止令を受けた時のローマ教皇が秘密裏に焼き払ったと言われている。
このことは近年ダヴィンチ・コードに隠された暗号から発見された書物により明らかになり、ダヴィンチの予言者としての一面を浮き彫りにしたことは記憶に新しい。
参考写真:扉に飾られた秋刀魚

民明書房刊「二十四節気裏表」より

秋刀魚の刺身
さて、今日は祓陰ですね!
特にやることもないのですが……うん、祓ってみました。
この時期はやっぱり秋刀魚が美味しいのですよ。
脂ののった旬の秋刀魚で陰の気を祓う。こんな素敵なイベントって無いと思います!
というわけで、今日の晩ご飯は秋刀魚。おさしみで美味しく頂きました。
いやー、祓陰だからってわけでもないんでしょうけれども、生鮮館で1本68円だったんですよね。
そりゃ……買いでしょう。
ねえ?
ほうれん草の卵とじ(すき焼き風)とでわりかし豪華な晩ご飯……な気持ちです。






追記:
今日はハロウィンじゃない。祓陰なんだ!
ホントは今日がハロウィンだと間違えてたんだけど、もういいや!
はてながスターをカボチャ改めジャックランタンにするみたいな小粋なことをするから素で間違えてましたよ!