ggrks=ググれカス。gglks=グーグルカスでいいんじゃなかろうかv

朝日新聞の時時刻刻Googleブック図書館プロジェクトの話を読んだんですが……。
http://books.google.co.jp/intl/ja/googlebooks/library.html
とりあえず公式サイト。
どうなんだろうか……。一応「原則は限定公開」という形らしい。
Google先生が書籍のデジタル化計画を進める一方でアメリカの著作者団体が著作権を侵害されているとして集団訴訟を起こしていたのですが、それがこの夏にも和解でまとまりそうなんだとか。
んでもって、たぶんこれが今話題になっている和解契約の話。
http://books.google.com/intl/ja/googlebooks/agreement/
んー……。
何とも言えない。
朝日新聞の取り上げ方も、非常に批判的・一面的なものだから丸飲みにはできないけど、一方でGoogle自身が出している自己保身の説明を鵜呑みにするのは無理。
説明されているように絶版の書籍がネット経由で読めるようになるというのは、確かに素晴らしいことだと思います。
実際、僕は都城先生の「変成岩と変成帯」を運良く入手できたんですけど、学術書では絶版になったものって決して珍しくないじゃないですか。
そう言ったものが読めるようになるのなら、それは確かに素晴らしいことなのかも。
ただ、グーグルはストリートビューの前科があるというのがめちゃめちゃ不安。とかくアメリカ人と日本人は価値観が違うから、アメリカ人的に「ここは一部閲覧可にしてもOKだろう」っていうところが実はその本の肝でありネタバレ自重wwwなところだったりして、やっぱりgglksとかならない保証はどこにもないDEATHから。
今起きている訴訟はアメリカで行われている訴訟なのですが、集団訴訟という形式をとっているため、今訴訟を起こしている人たちが「似たような権利を持っている人たちの代表」として扱われて、訴訟の合意結果が問答無用で同等権利保持者に適用されるものなんだそうです。
それだけなら……、まあ話は分からないでもない。
でも、この結果がベルヌ条約経由で全世界の作家に適用されるって言うのはどうなんだ!
そりゃ、そう言う細かいことをいちいち各国ごとで話し合っていたららちが明かないから世界で一気に決められるよう、という目的で結ばれた条約なんでしょうけれども……、こんな大きな内容についてアメリカの裁判所の決定がいきなり世界全体に、ていうのはなんだか納得いかない。
日本は日本で出る結果に対して受け入れるかどうかを選ぶべき、のような気がしますね。
ところで、これって画集とかもやっちゃうつもりなんでしょうか?