ツンデレというのは臆病さの現れの一つではなかろうか

ツンデレというと、もはや十分な市民権を獲得したキーワードだと思うのですが(因みに不肖よしけむは二年前の今頃この用語の存在を知ったのですが)、言葉というのは広く認知されるに従って適用範囲もそれなりに広がっていくものだと思われます。
勿論、中には原義から見れば「それは違うんじゃ……」と思うような例もあるでしょう。おとボクの貴子さんなんて制作陣公認ツンデレラですけど、別に僕は彼女がツンデレだとは思えないんですよね〜(攻略してデレ期を見過ぎたせいかもしれませんが……;)。
もう数年もすればきっとツンデレにも辞書の多義語みたいに、1.〜、2.〜という幾つかの区分ワケが明確に為されるようになるんではないでしょうか(え? もうなってる?)。
で、そんな幾つかあるツンデレの一つのタイプについて、今日やたら共感を覚える出来事があったんですよね。断っておきますけど私はツンデレ系のキャラじゃありませんよ。けど、なんか共感できたんですよ。
それは……、阪神の試合結果を気にした時のことでした。
最近、阪神って調子悪いじゃないですか。魔の8連敗で首位から一気に大転落したり、連敗脱出後もまあ微妙でしたし。だから、最近阪神戦の途中経過を速報サイトで見る時もあまり期待できないんですよね。なので、こう呟きながら速報サイトを開いてしまうんです。「ま、どーせ負けてるだろうから期待してないけど……」
どこかで見たことがあるような無いような……。ツンデレキャラにはありがちな台詞「どーせアンタになんか期待してないけど」に似ている……、というか全く一緒だ。表面的には期待してないとか良いながらも内心は期待しまくり。方や「勝ってたらいいな」で、方や「ひょっとしたらアイツならやってくれるのかも」という感じで、ほぼ同じ構造なんですよ。
こうしておけば、もし期待はずれだった時に阪神の場合は「はー、やっぱり最近調子悪いしな」、ツンデレの場合は「やっぱりアンタはその程度なのよ」と言う具合に、がっかり度合いを緩和することが出来ます。言葉にしてればそのうち心にもしみるというのはあながち嘘でもなく、「期待してない」と言い聞かせることによっていつの間にか自分の期待が本当に抑制されて居るんですよね。
阪神が勝ってる時は素直に喜べばいいし、ツンデレキャラがそういう時に流れの中で喜んじゃって後で気まずげになっちゃうのは一つの典型。
というわけで、どこまでも似ている、「最近の勝ちが期待できない阪神戦の速報を見る時の心情」と、ツンデレ
これって、結局素直に期待を掛けて外れた時に自分も一緒にがっかりすることが出来ず、相手に責任を押しつけてしまうと言う弱さから来る心情なんですよね。まあ、私の最近の阪神を見る目線もそんな風に心弱き者の目線になっていたというわけなんですが……。
覚えはありませんか? ツンデレを可愛いと思うのは、普段見せない「弱い部分」をうっかりさらけ出してしまった時だということに。ツンデレ萌えというのは、ある種の庇護欲に近いものが多分なきにしもあらず。小説とかでツンデレキャラとくっつく奴は包容力があって「コイツには俺がついてなきゃ駄目だな」みたいなことを思っている節がなきにしもあらず。
強気のリーダーシップがイメージとして強いツンデレですが、弱さもあるから良い……、っていうか強いだけじゃツンデレじゃなくてツンツンじゃん!
なんだかんだでツンデレは嫌いではないよしけむです。

今日は結局動画編集の仕上げをして、カードを多少作って、あとカレーを作って瀬戸の花嫁の10〜13話あたりを見てました。
あぁ、それでツンデレロリキャラの江戸前ルナとか見たからツンデレが気になったのかも知れない。
さて、明日からはいよいよ、一日遅れで後期スタートです。
……なんか最近外界と連絡とるのがやったらめんどい。携帯がどんどん受信専用になっていく。