ディベート語り-1→プランの実行可能性

どことは言わないつもりもなく中国地区の岡山操山は結構プランの実行可能性を潰すのが好きである気がする。
少なくとも僕が現役でやってた去年、一昨年はここをついてきてしょーもない議論が伸びてしまったことと、今ひとつ議論をかみ合わせてくれないからこっちもすっきりした試合を出来なかったことばかりが印象に残ってる(おまけにこっちが負けてるからタチが悪い)。
今年は結局一度も試合を見ていないのでよく分からないのだが、もしまだプランの実行可能性から潰そうなんてことを考えてるなら止めた方が良いと思う。
だって、姑息だし、論題の趣旨理解してないし、無意味だし。

まず一点目には姑息であると言うこと。
「プランが実行できないのでメリットは発生しません」っていうので勝つのは、例えばジャンケン勝負で相手をグーで殴り倒し、相手は戦闘不能なんで自分の勝ちとするようなものである。
そんなの呆れるほどに姑息なのは一目瞭然だろう。

二点目には論題の趣旨を理解してないというか、ディベートの趣旨を理解してないというか
多くの論題は「日本は〜〜という政策を導入すべきである、是か非か」というものである。
つまり政策をとることが日本にとって良いことか悪いことかと言うことを議論するんですよね。
なのに「この政策はとれないから」って言い出すのは趣旨が違いますよね。
ディベートの趣旨はメリット・デメリットについて議論することですから、きちんと目的の通りのことをして欲しいかなと思います。
大体ジャッジとしてもそんなつまらない議論見て手も面白くも何ともないですし。

三点目には基本的に無意味なんですよね。
例えば「法律制定が間に合わないから」とか言ってプラン実行不可能と言ったとしますね。
でも、乱暴な言い方をするなら「フィアットだから」の一言で済んでしまうんじゃないかな……、ケースバイケースだとは思うが。
究極的には、プラン攻撃をされたときには「超法規的手段でもってプランを実行したとします」と言ってしまえばジャッジとしてはそれで終わりますよ、多分。
以降否定側からいくらプラン実行不可を言う反駁があっても余程説得力がない限りはとらないでしょう。
だって、さっきも言ったように基本はメリット・デメリットを見るために議論してるんです。
そこから外れる線路を敢えて見てあげる必要はないですから。

てなわけで、プラン攻撃なんてしない方が良いんですよ。
どう考えてもディベートに対する姿勢がおかしいんですから。
他の地区ではこんな高校ないんだろうか……。ないんだろうな、多分。
あ、スパイクプランの不十分性を指摘するとか、論題充当性の議論とかは全く別物ですからね、ちなみに。

一個目からなんかやたら批判的なのですいません……。
でも、どうにも気になったもんで……。
こんなのをぷらぷらと書いていくつもりです。