入試有機考

後輩に「後輩」という名前でコメント貰って、そう言えば自分も有機化合物苦手だったなぁ、と言うことを思い出す。
今でこそ有機と言えば得点源、(というか有機でかせがなきゃ化学ヤバい)、炭素の鎖が20位つながってるのとかでも嬉々として解く人間になってますが、ぶっちゃけ11月頃までは「有機なんて無理」という状況だったというのは、本当に冗談じゃないんです。
11月の河合塾の京大模試では、有機化合物の構造決定問題で見事に零点。
(1)なんて「酢酸」だったのに、翔なかったですから(汗)
今はもうそんなこと無いですけど、本当に有機を習い始めたコロ(=3年の夏頃)はなんだか授業聞いて無くてですねぇ、全然わけわからなかったんですよ。
秋になっても「エステル結合って何」って言ってましたからねぇ。
転機は、さっき書いた京大模試でしょうね。
あまりにぼろぼろで、ヤバイと思って半ばヤケになって代ゼミオープンの過去問を解きまくってたら結構わかってきた。
最初は知識が全然無いから、全くちんぷんかんぷんで、さっぱり意味不明。
だけど、一回習って、あとから問題集で問題解きながら実際の反応と構造の特徴を関連づけるようにしていくと、案外覚える量が少ないなぁ、と言うことに気づいて、何とか要るところは覚えられた。
あとは名前。流石に化学者も名付け方がうまい。
名前を覚えたら(あとルールを知ってれば)勝ち、と言う感じがしますからね。
ヘキサメチレンジアミンとかも名前がわかれば構造書ける。ここが重要ですよね。
慣用名だけはちょっと鬱陶しいですけど数少ないし。
しかし、今の二年はやっぱりウチの学年と授業の進め方が違いますね。
ウチは3年になってもまだずーっとしばらく無機やってましたから(その代わり気体の状態方程式とかは二年の最初)
K先生が旧課程のカリキュラムで教えるという方針で進めてましたからねぇ。
K先生曰く有機はドル箱。入試に於いて真実だとつくづく感じる今日この頃です。