ES細胞

ES細胞関連のニュースが盛り上がってますね。
今日の新聞の一面がコレで、ちょっと気になったんで調べてみたり。
Google NEWSでの「ES細胞」検索結果。
韓国の黄教授によるES細胞作成成功という出来事そのものがセンセーショナルだっただけに、やはり捏造発覚も負けず劣らずセンセーショナルな事件になっているようですね。
朝日新聞の社説によると、韓国は欧米日本に追いつけ追い越せを目指して生命科学を研究していて、研究費なんかもかなり大きな額でもらえてたみたいです。
なので、黄教授がES細胞採取に成功した時には「韓国は特殊な環境だからあり得る」みたいな見方があったようですね。
ある意味韓国の研究の進め方にも問題があったと。
さらに、生物関係の研究に関しては「たまたま出来た」と言われてしまえば検証もしにくいから、こういう捏造がまかり通ってしまったのだろうとも書かれていましたね。
サイエンスまで騙してしまうとなると、これはやはり歴史に残る大捏造事件ですよね。
米サイエンス誌、2004年のヒトES細胞論文も削除へ
この事件で、ES細胞関連の研究は2〜3年遅れるという見方もあるようです。
とはいえ、分野が非常に限定されるため生命科学界全体から見るとそんな大きな害にはならないようですが。

マイナスのニュースの勢いが強いのに、検索してみるとこんな時期に、同じ分野で前向きなニュースというのもあるもんなんです。
京大、ES細胞の増産計画
京大、春には行きたいなぁ……。
もとい、こういう研究は頑張って欲しいモンです。
今回の事件でもES細胞の可能性自体が否定されたわけじゃないんですからね。
韓国もまだまだめげずに頑張る様子です。
次は捏造でない、きちんとした成果を見たいものです。