がんばっていきまっしょい

がんばっていきまっしょい (幻冬舎文庫)
図書館で見つけたので興味を引かれて読んでみました。
因みにドラマは見てません。一話たりとも見ていません。
愛媛県のとある高校で、女子ボート部立ち上げ(実は復活)から頑張る高校生の三年間の物語。
読んでいて非常に爽快感がある。
心理描写も、簡潔な文で行われるので快活さが感じられて、読んでいて非常に清々しい。
主人公は、結構普通の女の子です。
きっかけが実はちょっと弱いんじゃ……、と思わないでもないんですが、何かちょっとしたことがきっかけで凄く病みつきになるというのは、無いことでもないので、そう言うこともあるか、と言う程度に思っています。
主人公の女の子、悦子はボートをやっている隣の高校の様子を見て「ボートをやりたい」と思います。
そこから物語が始まって、成功有り、挫折有り、悩み有り、成長有り。
青春がここにぐぐっと凝縮されているような感じさえします。
冒頭文「走っていた。」
主語も修飾語もなく、ただそこから始まる物語。
ぞくっとしました。
良い充電になりました。