ひとひらの

「あ、雪、」
誰の声だったか、顔を上げるとそこには確かにはらはらと舞い落ちてくる白。
真昼の恩恵を拒むような、小さな小さな冬の使者は、誰もが凍えながら見守るなかで生き生きとした踊り子のようだった。
…………………
って、ナンだ!?
この妙に気取った描写は。
まぁ、雪が舞ったワケですよ。
なかなか風情あるモンでした。
数えるのもどうか、と言うくらいの数粒の雪が舞っただけですが。
風もなく、ゆるりとした、粉雪日和(?)でした。