響鬼が堕落していくぅ

今日は日曜日です。
日曜日と言えば仮面ライダー響鬼です。
ずっと毎週楽しみにして見ている番組です。
でも最近の響鬼はダメです、っていうのは友達と話してるだけのことだったんですが、考えを同じくする人たちが集まる場所を見つけました。
しかも、そこに集まっている方々の怒りは今まで僕が抱えてたモノよりも遙かに強いですね。
僕は半分諦めてた節がありましたから。
でもこんなに沢山の人が自分と同じ気持ちでいることが判ったんですから、僕も自分の気持ちにもっと正直になることにします。

さて、では今日の響鬼レビュー。
三十五之巻「惑わす天使」
つっこみどころは沢山なんですけどね、まずもっちーがおかしいんですよ、少年込みで。
もっちー＆少年のカップリングは、もっちーがそれなりに少年に思いを寄せていて、少年は少年で鈍感だから気づいてないっていうか、余り意識してない、っていうのだったはずなのに、先週から何故に少年がそんなにもっちーを気にして居るんだ！？
もっちーの行動はキューピッドという非常にありがちなオチでつけておいたのは良いにしても、先週一緒にいたのは何だったんだ！？
少年の「よっしゃーっ！」もあり得ないです。
何でそんなにキャラが変わってるんですか？

（全部書いてると毒を吐きすぎるので中略）

新必殺技「鬼神覚声」強い！
強いけど、最初にいきなり出してあっさりウワンを倒しちゃうからそんなに注目度が高くないだろ！と突っ込みたくなります。
やっぱり題字でタメが欲しかったですね、新必殺技は。
しかも冒頭でそれを出しておきながら、最後には再び太鼓。
太鼓支持派としてはうれしい演出だったんですが、じゃあ初めに出した鬼神覚声が霞んじゃうじゃないですか！！
はぁ……。間違ってる。

３鬼VSウワン×３
ウワンの増え方が何のひねりもない。
そんな分身で増える蝉って聞いたこともないんですけど。
蝉の羽化チックに成体が抜け出て、でも幼体の方はいつまでも生きてるとかそれくらいひねって欲しかった。
つーかこんな素人でも思いつくんだから、やってくれ。
そもそも戦闘方法とかも今までの魔化魍と違ってこれまでのライダーの敵のみたいに退化してるし。
ウワンがいきなり町中に出てくるのもあり得ないし、なんかロケ地も前に見たことがありますよ、ええ、前のライダーで。
最近あっさり、それも人前に魔化魍が出てくるってのは何なんでしょうか。
十七之巻「狙われる街」で引かれた伏線がやたらめったら無視されてるじゃないですか！！
そんな、未確認生命体チックに町中に出てくる魔化魍なんて、嫌いだー！
そして戦い。
まあ戦い方は敢えて突っ込まない。太鼓の音撃は好きだから。
本物の太鼓を交えるのもまあ格好良いから許す。
アームドセイバー使わないのは、あんまり好きじゃないからOK。
じゃあ、ノーマルモードで戦ってくれ！と言う心の叫びもとりあえずはおいておこう。
もっというとクレナイなら文句もないのだが、それもひとまずはおいておこう。
BGMが気にくわんとです。
「輝」は小暮さんとともに去っていきました。
あの名曲が、響鬼の象徴が去っていきました。
戦闘で勝利で決めるシーンなのに「輝」じゃないんです。
いよいよ響鬼が響鬼じゃなくなってますね。
はぁ……、それでも毎週見てしまう自分は、まだ響鬼が元に戻ることに一抹の期待を残しているのか。
とにかく、今週の響鬼もなんだかなぁ……、でした。

そして桐矢京介、お前はいらない。
登場した初めには「少年２号」と呼ぼうかとも思いましたが、それだと一緒にされてるみたいで明日夢少年がかわいそうだ、と最近つくづく思う。
毎回何がやりたいのか判らないし、いい加減はっきりしろ、というか諦めて普通の学生生活を送れ、というか一身上の都合で転向してくれ、頼むから。
今週にはついにあきらにストーキング……、はあ、これで彼の敵が10倍になったことでしょう。
次回予告を見るとあきらに「鬼に向いていない」というとか。
ふざけるなぁ！　お前よりはよっぽどむいとるわ。
と軽く切れてみる。
桐矢が非常に象徴的に見えてくるのだが、新体制は旧体制が苦労して育て上げてきた少年やあきら、もっちーを馬鹿にしてはいないだろうか。
どうも桐矢が彼らに対して取っている態度が、新体制スタッフが「響鬼」という作品に対して取っている態度を象徴的に表しているようにしか思えない。
傷つけ、そねみ、攪乱する。
何がやりたいのかよく判らないが、とりあえず言えることは、やはり旧体制の方がはるかによい作品であり、新体制がそれを超えることはまず持ってなさそうだと言うことである。

今更なのだが今日、HPのご感想箱に以下のような文章を投げ込んでみた。
掲載されないことは必至だろうが、泣き寝入りするのもヤダ。
というわけでyoshikemは今日トラックバックをします。

最近の響鬼を見ていて、つくづく思うことがあります。
三十之巻以降、番組が変わりすぎではないでしょうか。
はじめは幕間的に挿入される題字が無くなりました。
ドラマの展開される間合いも次第に変化してきて、かつての響鬼にあった何とも言えず引き込まれる「面白い間合い」というモノが無くなりつつあります。
キャラクター達の振る舞いも変わってきていますよね。ヒビキさんが最近なんだか変ですし、明日夢少年は二十九之巻で一つ吹っ切れたハズなのにそれを無視して色々落ち込んだりしてますし、なにより最近立花で働いていないじゃないですか！？
猛士関東支部はローテーションで回っていてヒビキさんは遊撃部隊が基本だったはずなのに、最近は何かとあっては三人セットで魔化魍と戦っていますし、何かおかしいことだらけです。
今までの「響鬼」は桐矢君みたいに憎まれ系で何がやりたいのかよく判らないキャラが出て来ない明快さの中にも深く織り込まれたストーリーがあったから良かったのに、最近はその良さが木っ端みじんにされてます。
そして、ついに先週、「響鬼」の象徴ともいえる曲である「輝」がその役目を終え、OPさえ変わってしまいました。
新OPがいけないとは言いませんが、映像なども安っぽくなってるとしか言えませんし、どうせ変えるならもっと今までのモノを鑑みて、視聴者が納得できるように変えて下さい、と言いたいです。
これまでは決めのシーンで絶妙なタイミングで流されていた「輝」も今日のウワンとのバトルシーンでは流されませんでした。
やはりあのように勝負を決めるシーンでは今までの如く「輝」で締めて欲しいと思います。
最後の砦のED「少年よ」は綺麗さっぱり、小暮さんとともに用済みですか！？
「輝」で世界観を象徴的に表すと同時にはじまり（しかも明日夢少年のモノローグではじまり）、「少年よ」でヒビキさんと明日夢君の関わり合いで成長していく明日夢君の明日の広がりを予感させて終わるのが「響鬼」だったはずです。
それが、今ややたら「ヒーローっぽい」OPではじまり、EDで格好良く決めることもない。ストーリーでも今までずっとかけて積み上げてきた少年の成長を踏みにじるような運びですし。
「響鬼」が堕落しています。
「響鬼」という唯一無二の独特のヒーローだったものが、平成ライダーの一作品に成り下がってしまっています。
或いは、ちゃちなヒーローになりきれなく、非常に半端な状態になっています。

制作陣の皆さん、そんなに「響鬼」を変えたいんですか？
そんなに「響鬼」を堕落させたいんですか？
あのオリジナリティにあふれていた「響鬼」こそが、僕が毎週朝楽しみにしていた番組に他ならないのです。
もう一度、かつての「響鬼」のように戻って欲しいです。

というわけでyoshikemは今日トラックバックをします。

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□『仮面ライダー響鬼『完全新生』路線　復活運動』
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