クローズアップ現代〜スーパー雑草が水田を襲う

スーパー雑草っていうネーミングは誰の仕業だよ?
ともあれ。
近年農薬耐性の強いオモダカっていう草が農家を悩ませ始めているらしい。
農薬を撒いても枯れず、強烈に栄養を奪うこともあり、場合によっては稲の収量が2割減になるところもあるらしい。MAX4割減収って……それはむちゃくちゃ。
……僕は今まで見たこと無い草ですね。あんまり南の方には来ていない草なんでしょうか。
っておもってたら専門家の話来た。もともと寒冷地高冷地の特殊な植物だったらしいです。
話を要約すると、今までは何度も色々な種類の農薬を使っていたことで色々な植物を枯らしていたが、現在は単一の農薬SU剤の一回散布が主流になってしまっている
→SU剤耐性がついたらアウトー!
ということらしいです。
でもって、同じ手を1990年代辺りから使い続けてきた結果、それに耐性を持つ最強の雑草オモダカが生まれてしまったそうです。
そうなってしまった背景に、

  1. 農家の高齢化により、一回で済む農薬散布が好まれた
  2. 低農薬主義により、そもそも「一回しか農薬散布していない」という方式が好まれた

ということがあるようです。消費者の嗜好も実は大きく関わっていたという皮肉ですね。
オモダカ「雑草? 違うな。オレは、スーパー雑草だ」
某野菜人の王子風に。


因みにアメリカはもっとやばいらしい。
遺伝子組み換え作物=農薬に強いから大面積+農薬戦法でウマー
→スーパー雑草がそこに生えてくるけど人力駆除しかないってば
→大面積+人力駆除ってwwちょwwおまww
しかも、話の流れとしては複数農薬散布でやればどうにかなりそうな感じではあったんですが……。
それでもって他の強力なスーパー雑草が出てきてしまっているらしいです。名前メモし損ねた……。
つまり
「コイツがスーパー雑草を超えたスーパー雑草。スーパー雑草2ってとこか」
そんな感じ。




そんな中、植物を以て植物を制す総合防除という手法も考案中らしいですね。
例えばトウモロコシの下草としてクローバーを生やす。
そうすることでもって、最悪な雑草の生える余地を亡くし、割と無害な雑草で手を打っておこうということらしいです。
これ、割と重要だと思います。
うちのハウスでもコケが生えまくってるところは草は生えませんしねー(まあ作付けの場所とは無関係なんですが)。
いやいや……、これから日本の農業どうなっていくのか。
こういうのを見ると、農業せにゃ!って思いますね。





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