リトルソーサラー

ソード・ワールド2.0 リトル・ソーサラー ミュクス (角川コミックス ドラゴンJr. 146-1)

ソード・ワールド2.0 リトル・ソーサラー ミュクス (角川コミックス ドラゴンJr. 146-1)

先週の例会で喜多川さんにお借りして読んでいたんですが。
んー……、良い意味でも悪い意味でもTRPGが漫画になった、って感じですな。
小ネタのキレは良い。
だけど全体を通してみると小ネタの量がストーリー量に対して多すぎて、話が進まない。或いは先の見えない暴走感がたっぷりで、個々のキャラがいきなり無茶をしでかす。
つまり、何となくアドリブ感溢れるTRPGって感じなんですよね。
最終話の教団話なんかは、まさにGMが提示しようとしていた話に悪ノリしたPCが変な方向の提案をして、それにGMも乗っちゃったって感じに見えましたし。
パーティが5人。ソーサラー、フェアリーテイマー+プリースト(仮)、グラップラー、ファイター、コンジャラー。でもってTRPGらしくどのキャラも割と個性的。
このノリで話がうまく回っていくのは辛いかな。
どっか軸が決まってくれて、その上で適当に話が回ってくれれば、無理に冒険ものとしなくてもTRPGシティアドベンチャーシナリオ風味漫画で面白いことは出来ると思うんですが……。
はてさて、どうなることやら。