D線に捧ぐ鎮魂歌

切れたD線に合掌
決してD線=DEADLINEとか、そんな洒落た話ではありません。
今日も今日とて管弦楽部に顔を出して練習をしていたところ、ffの和音ピッチカートを思い切り弾いたら
 ばぃ〜ん
と間の抜けた音が……。
D線が逝きました。
交換した弦の袋のメモによると、どうやら2006年春から丸二年以上張り続けていた弦だったようです。お疲れ様でした。ん、君の音色が好きだったよ。
件のピッチカートはA線とD線の和音だったんですが、A線の方は流石のLARSENですね。ちょっとやそっとじゃ切れる気がしない……。
ともかく、焦って鞄の中に予備の弦があったかどうか探すわけです。
なんか、そう言うのはやたら揃っているMyヴィオラケースです。探したところD線の予備は使い古しのでは切れたのと同じHelicore、それからCorelliのCrystal、あと新品のDominantがあって、なかなか不思議な情景を目にした気分でした。
とりあえず、僕はHelicoreが好きなので前と同じようにHelicoreのD線に張り替えたのですが、弦が古めって言うのもあって暫くはぼけた音という感じでしたねぇ……。弾いているウチに段々馴染んできてシャープな音も出るようになってきましたが。
久々の弦交換も、とりあえずはスムーズに行き、楽器はいつも通りにいい音を奏でてくれます。
お財布と相談しながらぼちぼち弦を張り替えてあげたいところなのですがねぇ……、果たしてどうなる事か。
野望としては、A線のLarsenを張り替えて、さらにD線もLarsenにしたいんですよ。あの明るい音が好きなもので。
ただ、Larsenって弦の中ではかなり高いんで……、なかなかどうよ、ってかんじなんですよねぇ。
いやいや、果たしてどうなる事やら。

今日は昨日までよりは後輩とお喋り出来たような気がします。
ヴィオラ隊で個人練習をしながら、後輩にちゃちゃを入れています。気になった事なんかをちょくちょくとね。
二年生ズに心配している事なんか一つもないんですよ。正直言って、奴らはあのボロディンの2番を、どうにかして演奏し切っちゃった奴らなんで、今の鈍りきった僕よりは遙かに上手いでしょうし、恐らく現役時ですらどうかというところでしょう。
一年生たちが、若干気に掛かるんですよ。
基礎としてある程度楽器を扱えるようになってきているんですから、今の時期に細かい事も気にしながら練習していけば、きっととても上手くなりますよ。
特に今は夏休みで時間もあり、文化祭に向けて気合い十分にガイーヌを練習しているわけですから。
その辺りを上手く二年生が読み取って、一年生たちに指導して挙げてくれれば良いんですけれども。
OBとなった今はそんなには関われないのですが、ぼちぼちと、顔を出した時だけでも思うところをぼちぼちと突っ込んでいって、それが少しでも現役の子達のこやしになれば良いかなぁ、と思っています。

今年の定演に全く関われない可能性がますます濃厚になってきた。
ん。