り、りろんはしってる!

麒麟さんが好きです。でも、象さんの方がもっと好きです!
今週は週休五日制
地質学鉱物学教室の入っている建物が耐震工事をするため、今週地鉱関係の授業が軒並み休講なんですよ。先生が引っ越しの監督をしなきゃならなかったりとで、授業をしようにも出来ないんですよね。
と言うわけで、今日の岩石学&岩石学実験、水曜日の鉱物学&結晶学演習の6コマの授業以外は休講。なんと休みだらけな!
そう言うわけで、今週は週休五日制なのです。
因みに何故か引っ越しに来てるのは象のマークの松本引越センター
学内に松本の車が何台も停まっているのを見るのは、いつにない光景で新鮮でしたね。

学部の専門授業って、割と基礎知識的なものが多いんです。僕はまだ三回生ですし、京大理学部は専門への分化が遅いって言うのもあって今まであんまり専門的な勉強をしていないから、実質三回生で専門科目が(本格的に)始まる、といっても過言ではないんですよね。
で、今日はノルム計算という、岩石の組成をいくつかの鉱物を成分として仮想的に分析してみる(勿論実際には変性作用やら何やらで違う組成を持っている事もあるのですが、とりあえず概ねは合う)と言う事をやったのですが、この計算、電卓があれば勿論なんですが、そんなのなくてもぶっちゃけプログラムがあれば一瞬で済んでしまうような事なんですよ。決まり切ったパターンの計算ですから、恐らく解析プログラムを作る事は大して難しくない。
ただ、それを使うには理論を知ってなければ意味がないんです。パソコンが普及して、何でもかんでもこいつに処理させれば済む、と言う時代が来ている一方で、自分たちの周りにはブラックボックスが一杯出来てきている事は認識しなければならない。正直、Windowsが壊れた時自分に出来るのは修理屋へ持っていく事だけ。自分でおかしくなってる箇所を直す、なんてとても出来ません。
まあ、そこまでしろとは言わないにしても、研究なんかの活動の一環で解析ソフトを使う場合、せめてプログラムが中で何をやっているか、理論を知っている必要はあるんです。でなければ出てきたデータの意味だって薄れる。数字だけ持ってたって考察のしようがない、なんてこともあり得ます。
パソコンは飽くまで道具。ルーチン作業や複雑な計算を手っ取り早く済ませる為の手段でしかないと、僕は思います。
「りろんはしってる!」ってのは、重要だなー、と思ったのですよ、ええ。また久々によつばと!読みたいな〜。