鋼殻のレギオス

鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)
以前読んでいたモノの書き忘れ。書き書き。
雨木シュウスケさんの鋼殻のレギオスです。
隔月で半年かけて終わる三部作のようですね。
マテリアルナイトは個人的には結構好きだったので、期待☆の作品でした。
そう、本当は岡山を出る前に買っておくはずだったのに本屋に行ったら初版を買い損ねて、生協で増刷されたのを買うことになったんですね(結果的に一割引になったから良いんですけど)。
なんと、世界が破滅している、というか人間が管理された都市環境の中でしか生活できないという状況の世界らしいんですね。
そんな中で、訳ありの様子の少年が奨学生として学校に通いつつも、都市を維持するための戦いにかり出される羽目に陥るという、学園戦闘ドラマ。
武器の設定がまた雨木氏らしい、近未来風の何でもアリのメカですね。
物質を“記憶”する素材に対して武器を設定して、持ち主の意志によって基本となる柄から武器を復元するというもの。
さらにはその武器の設定はメカニックとの協力によってかなり細かいところまで作り込める様子。
まあ、そもそも都市が自律型機械都市というだけで既にメカだらけ、と言った感はあるんですが。
最後にとうとうその真の実力を見せた主人公レイフォン、はっきり言って強すぎです。
ただ、大きなトラウマを抱えてるような感じなんで、主に人間ドラマを中心に組み立てていくんでしょうね。
そういえば、脅威が超弩級ってのも雨木氏らしい。人間の対処できるレベルを超越しているから本当に一握りの人間が活躍しないとどうにもならないって所とかね。
次巻は昨日発売。生協で注文はしたけど、来月の頭までは手に入らないだろうな……。