そうだ、山へ行こう

フィールド行ってきましたー!!!!!
沢
山歩き、楽しー。
今日は滋賀県は仰木という辺り、比叡山麓を作る基盤岩の堆積層に陥入した火成岩帯を歩いて、後期の岩石分析の授業で使うネタを集めてきました。
んー……、今思ってみると、一部持って帰ってきても良かったのかも知れませんが、とってきたサンプルは全部大学に置いてきました。まあ、今回は今までと違って色々処理して分析するためのサンプルなので、いつもの数倍の量があります。
正直、重かった。

さて、今回行ってきた仰木の山の中は、ごく普通に登山道が出来ていて極めて歩きやすいところでした。
沢沿いに出来ている登山道を歩きながら、露頭が見えてれば叩いてみる、そんな感じです。
どんな岩がとれるのかと言いますと、基本的には花崗岩でしたね。ただ、花崗岩と言い切ってしまうのには若干抵抗がある面構えでして、若干斑状組織っぽい。そして大きな角閃石の結晶が成長している。ということで、花崗閃緑岩、ないしは花崗閃緑斑岩って言ってしまえば良い感じでしょうか。
一応メインのネタはその花崗閃緑岩と、そいつが堆積岩を灼いて出来たホルンフェルスの二つ。
花崗閃緑岩の方は歩いているウチにゼノリス*1を大量に取り込んだやつがごろごろしている場所があったので、そこでは勿論ゼノリス入りの塊を一つ。
あと、奥の方へと進んでいくと花崗岩が黒っぽい、という、どうやら輝石やらが入っているらしい露頭がありまして、そこで黒花崗岩(仮称)のサンプルも確保。
最後の露頭だけ、道から少し斜面を登ったところに出ておりまして、頑張って滑りながら膝をつきながら昇って割ってきました。
うん、最後の最後で泥だらけになりましたね。
でも、やっぱりフィールドで岩石をとるのって楽しいです♪
というわけで、疲れた。
因みに往復は官用車のハイエースでドライブでした。清澄山の実習といい、この車にはよくお世話になっていますなぁ……。
さて、後期は行楽の秋でスタートするわけですが、行楽シーズンということは野外実習にも最適なわけです
つーことで、半月に一度以上のペースで巡検があります。楽しいけどしんどいなぁ……w

*1:非常に大雑把に説明すると、「マグマが冷え固まる時に取り込まれた異物」

「腐ってる」って何に使う言葉?

「女子」って思った奴
少し、頭冷やそうか
地学をやってる人間が腐ってるという表現を使うのは、風化している岩石に対してです。
風化した岩石って言うのは腐った食べ物と一緒で使い物にならないんですね。対して、風化していない岩石のことは新鮮って呼んでます。
言われれば、なるほどって感じがしませんか?
日常生活で馴染みが深い言葉の方が、イメージがしっくりとくる。そういう、ちょっとした言葉のセンスって大切だと思うんです。
ほら、よく言うじゃないですか。サルの研究者たちはサルを「〜人」って数えるって。
サイエンスっていうのは事実に基づかなきゃならないのは勿論なんですが、実は感覚が重要なんじゃないかな、って思う今日この頃です。

書く内容と腐女子が関係ないかって言うとそうでもなくて……。
ギアス見始めてます。一期。二話まで見た。まあ、あの話がそっちの人たちに人気なのかは置いておくとしよう。ぶっちゃけ、二話だけではそんなにのめり込んでも無いし。
NF原稿締切前だからノリだけでどんどんみる、というのだけは絶対しない。
とりあえず、二話見て面白かったので、全部見ようと思います。なんで今まで放置していたんだろうか……。
アニメを見始めるのには、やっぱりきっかけがいると思うんですよね。
こないだまで見ていたアニメで言えば、ブラスレは電王を手がけた高橋靖子にゃんとFate/Zero虚淵玄が書いているっていうから興味津々で、マクロスFはバヤシ氏の推挙、狂乱は日日日好きが高じて、スレイヤーズRは原作ファンで、メイドガイならnekota氏が見てて面白がってたのと富士見書房のメルマガの所為ってな感じで。
ギアスは、周りから推薦は貰っていたんですが、なんか第一話を見始めてなかったんですよね。
んー……、理由はよく分からん。世の中、「なんとなく」ってのは多いんだと思います。ああ、2クールあるっていうのは一つ、重たいからっていうので理由になるかも知れないけれど。
とにかく、それでも車輪は回り出した。多分すーっと、見続けちゃうんでしょうね、飯時に。
ギアス見ながら、狂乱の最終話を見て、そんでもって秋クールに入ろう。さて、何を見るか?